東芝、12月20日をもって上場廃止 経営立て直しへ

東芝は、12月20日をもって東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場において上場廃止となることを発表した。

東芝は11月22日に開催した臨時株主総会で、日本産業パートナーズ(JIP)を代表とする投資ファンドのTOB(株式公開買い付け)を承認した。TOBの結果、JIPは東芝の株式の3分の2以上を取得した。

上場廃止により、経営の意思決定の迅速化や資本効率の向上を図るという。また、新たな株主の下、持続的な成長と企業価値の向上を目指すとしている。

東芝の島田太郎社長は「上場以来、株主の皆様をはじめ関係者の皆様には、長年にわたり当社の経営にご理解と温かいご支援を賜りましたことを心より感謝申し上げます。当社グループは、新しい株主の下、新たな未来に向かって大きな一歩を踏み出すことになりますが、今後もより一層の企業価値向上及び社会への貢献に努めてまいります」とコメントした。

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