オフテクスは、2023年9月、全国500名の親を対象に「子どもの目薬使用に関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表した。
■直近1年で親が気になる子どもの目の不調・症状は「かゆみ」「目の疲れ」「乾燥」など
子どもの目の不調・症状においては、「かゆみ」「目の疲れ」「乾燥」「ものもらい」など様々な悩みがあることが明らかになり、親は子どもの目の不調が気になっていることが分かった。
■自分自身で目薬をさしている子どもは全体の半数以上を占める結果に
「子どもが目薬を自分でさしている」と回答した人は59.4%、「さしていない」と回答した人が40.6%と自分自身で目薬をさしている子どもも多く、目薬のさし方や使用に関して子どもへの正しい指導が必要であると伺える。
■半数以上がいつ開封したか把握していない目薬を使用
開封時期の把握においては、どちらの目薬も把握していると答えた親は43.2%だった。親と子どもどちらも、または親と子どもどちらかの目薬を把握していない親は56.8%と、半数以上がいつ開封したか把握していない目薬を使用していることが判明した。
■6割以上が使用期限を把握していない
使用期限の把握においては、どちらの目薬も把握していると答えた親は39.6%だった。親と子どもどちらも、または親と子どもどちらかの目薬を把握していない親は60.4%と、6割以上が使用期限を把握していないことが分かった。
また、同じ医薬品である飲み薬・塗り薬の使用期限の把握については、飲み薬は41.8%が、塗り薬は48.4%が把握していないという回答を受け、目薬は飲み薬や塗り薬に比べて使用期限を把握していない人が多いことが明らかに。
また、使用期限の把握率の低さから、子どもが使用期限切れの目薬を使用している可能性も危惧される結果になった。
■子どもが自分で目薬をさす時、68.7%が不衛生な使用方法を行っている
半数以上の子どもが自分で目薬をさしている中、不衛生な使用方法などコンプライアンスの低下も懸念されるが、子どもが自分で目薬をさす時に不衛生な使用方法を行っていたと回答した人は68.7%にのぼった。
実際の行動で経験があることとしては、「目薬容器の先端が、まつげやまぶたに付いてしまった」「目薬の使用期限を確認せず子どもが使っていた」など様々な経験が挙げられ、目薬を衛生的に使用できていない恐れがあることが明らかに。
同調査結果を受け、親の目薬に対する開封時期・使用期限に関する意識の低さが、衛生意識も低下させている理由の一つではないかと同社は考察している。
■「子どもの健康・衛生対策について日頃から気を付けている」と答える親の割合は9割以上
子どもの健康・衛生対策に関して日頃から気を付けていると答えた親は90.2%にものぼり、意識の高さが伺えた。
さらに、子どもが使用する目薬を選ぶ際に最も意識していることは、「目へのやさしさ」「効果効能」「子ども用の商品か」が多く挙げられ、子どもの目に良いものを選びたいと思う親が多いことが分かった。
同調査結果を踏まえ、親の子どもに対する健康、衛生意識は高く、子どもの目に良い目薬を選ぶ傾向にあり、安心して使用できる目薬に需要があることが明らかになった。
一方で、目薬の開封時期や使用期限の把握に対しての意識が低いことが判明し、目薬の選び方や正しく目薬を取り扱うことへの意識を見直す必要があると同社は考察している。
【調査概要】
調査内容:子どもの目薬使用に関するアンケート調査
調査対象者:性別:男女/年齢:20歳~69歳
調査数:500人(3歳から中学3年生までの子ども(長子)をもつ親)
設問数:14問
調査期間:2023年9月4日~6日
<参考>オフテクス『【子どもの目薬使用に関する調査】目の健康を保つための“目薬選び”とは 子どもの目が危険?60%以上が「目薬の使用期限を把握していない!」』