無印良品を展開する良品計画は、環境負荷の少ない天然素材「カポック」を使用した春夏向けの衣料品のアイテム数を拡大すると発表した。
今季は、アウターやパンツなどのウェアに加え、帽子やパジャマも展開し、合計25アイテムを12月19日から順次、全国の無印良品とネットストアで発売するとのことだ。
「カポック」は、東南アジアの熱帯地方に生息する樹木で、病害虫に強いため農薬をほとんど使用することなく、少ない水や肥料で育つ環境負荷の少ない植物。その木の実から取れるワタ(繊維)は、古くからクッションなどの詰め物に利用されている。
繊維の中が空洞のため軽く、空気を多く含む特徴があり、世界で最も軽い天然繊維のひとつと言われており、無印良品でも21年春夏シーズンから一部店舗とネットストアでカポックを使った衣料品の販売を行っているという。
24年春夏シーズンでは、さらに展開するアイテム数を拡大し、紳士、婦人、子どものウェアに加え、帽子やパジャマを含む、合計25アイテムを無印良品の店舗とネットストアで販売するとのことだ。
カポックの色そのままの生成やデニム生地のダークネイビーなどのベーシックなカラーに加え、着こなしのアクセントにもなるダークマスタードやスモーキーグリーンなどのカラーも展開。
また、セットアップでも着用できるシャツジャケットとパンツ・スカート(婦人)、ジャケットとワークパンツ(紳士)やアウターなど着回ししやすいアイテムを揃えているという。
また、今季は新たに、子ども服では親子コーディネートも楽しめるようデザインを揃えたジャケットとパンツ、帽子はバケットハットとキャップ、パジャマ(紳士)を展開するほか、カポックを入れ、軽くやわらかく空気を含む二重ガーゼ素材を使用した長袖ワンピース(婦人)も発売するとのことだ。