大阪府高槻市、水道基本料金の無償化を2カ月延長へ 独自の物価高騰対策として約56億円の補正予算を可決

大阪府高槻市は12月14日、市独自の物価高騰対策として実施するプレミアム付き商品券の発行や水道基本料金の無償化に関する予算などを含む約56億円の補正予算案を、令和5年第5回市議会定例会に提出し、即日審議・採決が行われ可決されたことを発表した。

補正予算の主な内容は、市独自施策として実施する、消費喚起による地域経済の活性化と家計支援を目的に発行するプレミアム率最大162.5%の商品券の発行、現在実施している水道の基本料金無償化の2か月間延長に関する予算など計56億円。

全国的に実施される住民税非課税世帯に対する現金7万円給付の予算も含まれ、対象世帯の約8割には年内の給付を予定しているという。

なお、各事業の詳細は決定次第随時、同市ホームページなどで発表していくとのことだ。

【主な一般会計補正予算内容】

●プレミアム付商品券(第6弾)の発行【高槻市独自】
概要:
・市内各世帯を対象に1口5,000円分(デジタル券は5,250円分)の商品券を2,000円で販売
・1世帯2口までで、紙商品券もしくはデジタル商品券のいずれかを選択
・商品券の利用開始は、令和6年7月頃を予定

予算額:
2,006,847千円

●水道料金(基本料金)の無償化【高槻市独自】
概要:
令和5年9月から12月に実施している水道料金の基本料金無償化を引き続き2カ月実施(1・2月検針分まで)

予算額:
257,431千円

●住民税非課税世帯に対する負担軽減給付金【国施策】
概要:住民税非課税世帯に対して7万円を給付。同市においては約8割を年内に給付予定

予算額:
3,100,000千円

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