熊本市の高校生が学校の備品・不要品を「メルカリShops」で販売開始 全国初の取り組み

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メルカリは、熊本市立千原台高等学校(以下、千原台高校)で、高校生たちの千原台マーケット実行委員(以下、実行委員)による学校備品・不要品・不用品販売が、熊本市の「メルカリShops」アカウントで開始されたことを発表した。

千原台高校の学校備品・不要品・不用品販売画面

自治体の「メルカリShops」アカウントで、自治体の備品を販売する事例は今回の熊本市で21自治体目になるが、高校生が自らの学校の備品を出品するのは全国初の取り組みとのことだ。

今回販売を開始した学校備品等は、熊本市の「メルカリShops」のショップから購入可能。商品は以下など計10品となるという。

<商品一例>
・跳び箱(大型・8段)
・ポータブルトイレ
・キャスター付き椅子5個セット
・熊本市立商業高校野球部ユニフォーム(初代)
・熊本市立商業高校野球部ユニフォーム(セカンドモデル)
・熊本市立千原台高等学校校歌・熊本市立商業高等学校校歌・熊本県民歌・火の国旅情など

千原台高校では、2019年から「メルカリPBL」プログラムを実施。2022年からは「メルカリShops」を活用して生徒が実際に地域の事業者の商品をメルカリ上で販売する「メルカリShops PBL」プログラムも実践しているという。

今年は、情報科の3年生114名が「総合実践」の授業において、12月2日に開催した熊本市内での販売実習である「千原台マーケット」の前段として、11月6日から約1カ月間、熊本市の「メルカリShops」アカウントで地域の事業者の商品を販売。

また、9月12日より情報課の1年生120名が「ビジネス基礎」の授業において、ECによる販売体験として、自宅から持ち寄った不用品をバザーのように熊本市の「メルカリShops」アカウントで販売する実習も実施していたという。

こうした中、「千原台マーケット」の準備中に、実行委員が現在使用されていない学校備品や不要品が多数あることを発見し、PBL学習で習得したオンライン販売のノウハウを活かし、熊本市の「メルカリShops」アカウントを活用して販売できないかと考え、計画や立案を進めたとのことだ。

学校備品等

実行委員は、校長への提案から、校内や教育委員会との調整を経て、学校備品等の販売にこぎつけたという。

学校の使わなくなった備品や不要品を「メルカリShops」を活用して必要とする人へ届けるために生徒自らが行動することによって、学校にある備品を大切に使うことで廃棄物を減らすことや循環型社会について興味や関心を抱くことにもつながり、SDGsの達成についても寄与する取り組みとなったとのことだ。

同社は、各自治体や学校との取り組みも通じながら、「捨てる」をへらすことで、循環型社会の実現に貢献していくとしている。

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