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次世代モーションプラットフォーム「MOTIONBANK」の特許を出願 ゲームやメタバース内等でオリジナルアクションを10秒で生成

アノマリーは、帝人フロンティアと共同で開発をすすめてきた次世代のモーションプラットフォーム「MOTIONBANK」(モーションバンク)のモーションデータを知財として管理する仕組みに関する特許出願を完了したと発表した。

MOTIONBANK

2012年から中学校でダンスが必修化し、SNSの発達によりダンスが一気に一般化されるなど、現在は若年層を中心に踊ることが身近になっているという。

また、オフラインの世界だけでなくゲームやバーチャルリアリティの世界でも、プレイヤー同士で感情を表現するアクション(エモート)をしてキャラクターやアバターがダンスをするコミュニケーションが拡大しているとのことだ。

同社は2016年からこのような社会の到来を予測し、帝人フロンティアとの共同事業として「MOTIONBANK」を開発。

「MOTIONBANK」では、現在約450,000個のモーションデータを保有しており、これらを活用して最大8個のモーションデータを組み合わせ、オリジナルエモートを生成(※)可能。また、モーション間の「ゆらぎ」をAIで自動生成することで、シームレスで自然なエモートの生成を実現しているとのことだ。

従来、エモートの生成にはスタジオでの撮影やモーションのデータ化など多大なコスト・時間がかかり、独自エモートを生成するのは高いハードルがあったという。

しかし「MOTIONBANK」では、直感的なUI・UXによりモーションデータを組み合わせることで、10秒で独自エモートを生成することが可能。これにより、開発者が必要とするオリジナルエモート生成をより安価に素早く行うことができ、メタバース内でユーザーが自己表現としてオリジナルエモートを生成・活用できるようになるとしている。

また、あらゆるユーザーがオリジナルのエモートを生成できるようになり、エモートの活用によって、文化や言語のバリアを超えたコミュニケーションが可能になるという。

「MOTIONBANK」では、まずゲーミング領域の開発者を対象にサービスを提供することを目指し開発を進めているとのことだ。今後は、メタバースやアバターサービスなどのデジタルプラットフォームへの搭載を計画。

中期的には、モーションデータ・エモートを独自のブロックチェーン(現在開発進行中)により管理することで、モーションの「知財化」を可能にし、モーションデータ所有者・エモート生成者にとって「モーションデータの所有権による収益化」が可能な世界を作るとしている。

【サービス概要】

サービス名:MOTIONBANK(モーションバンク)
公式サイト:https://motionbank.jp/
取り扱いモーションデータ数:約450,000

※ 膨大なダンスデータを解析・組み合わせることで、新しい形の「エモートデータ」を生成。これにより、テキストや絵文字よりも豊かな感情表現が可能になる。

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