web上の記事やSNS投稿の「#PR」表記、「気にしない」人の方が多い結果に 予め提示することで信頼や透明性を感じる人も

フォーイットは、全国の10代~60代までの男女500人を対象にPR表記に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。

PR表記に関するアンケート

■全体

全国の10代~60代の男女を対象に、「web上の記事やSNSの投稿で「#PR」や「#広告」と記載されているのは気にしているか?」というアンケートを実施したところ、気にしている人は21.6%という結果に。

その内訳は、「以前から気にしていた」が15.6%、「10月1日のステマ規制以降気にするようになった」が6.0%だった。

また、気にしていない人の内訳は「表記に気付いているが特に気にしていない」が29.2%、「表記があることを知らない」が18.6%、「表記の意味を知らない」が30.6%となった。

全体

■年代別

年代別で見ると、PR表記を気にしている人は10代から30代にかけて多くなっていることが分かった。一方で、「表記に気付いているが特に気にしていない」という人も3割を超える結果に。

PR表記があることでその記事から離脱してしまう可能性も懸念されていたが、「広告である」と予め提示することで、むしろ信頼や透明性を感じる人も多いことが伺える結果になった。

年代別

■職業別

職業別で見ると、「以前から気にしていた」と回答した人が最も多かったのは自営業・自由業で、22.2%だった。

他の職種と差が生まれた理由としては、一般的な会社員の場合は法規制といった問題は法務などの部署でチェックする体制になっていることが多いが、自営業・自由業の場合は法律に触れていないかを含め、全ての業務を自分でこなさなければなれない。

ステルスマーケティングだけでなく、様々な法規制が自分の事業にダイレクトに影響する可能性があるため、日頃から敏感にアンテナを張っているのではないかと同社は考察している。

職業別

■世帯年収別

世帯年収別で見ると、「以前から気にしていた」もしくは「10月1日のステマ以降気にするようになった」と回答した人は、世帯年収が高くなるにつれて増加した。

世帯年収が上がると購入する商品・サービスの価格帯も上昇する。そのため、消費行動においてより慎重になり、PR表記があった際は、そのコンテンツが案件か、実際に体験した上で発信されているのか見極めようという意識が働いているのではないかと同社は考察している。

世帯年収別

【調査概要】
対象者:18歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年10月27日~2023年10月28日

<参考>フォーイット『デジタルネイティブ世代は「#PR」表記を気にしない人が多い?広告表示に関する調査実施!

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