ライボの調査機関「Job総研」は、559人の社会人男女を対象に「2023年 新年会意識調査」を実施し、その結果を公表した。
【新年会実施推移と今年の実施有無】
回答者全体の559人にコロナ禍前後の新年会実施の有無を聞くと、職場新年会の実施はコロナ禍前の2019年では67.5%だったものが、コロナ禍に入った2020年に17.6%まで減少。また、2021年には17.8%と横ばい、2022年は20.5%、2023年(5類移行前)は29.2%と微増する結果に。
2024年の職場新年会の実施予定では、「開催なし派」が55.5%、「開催あり」が44.5%だった。
【参加意欲】
回答者全体の559人に来年の職場新年会への参加意欲を聞くと、「参加したくない派」が57.4%で過半数を占めた。
年代別の回答では30代の「参加したくない派」が63.0%で最多となり、次いで20代が55.9%、40代が55.8%、50代が52.1%という結果に。
【参加/不参加の理由】
来年の職場新年会に参加意欲がある239人にその理由を聞くと、「職場の人とコミュニケーション」が53.0%で最多となり、次いで「上司との関係構築」が27.1%、「同僚との関係構築」が25.8%となった。
一方で、参加意欲がない320人にその理由を聞くと「特に必要性を感じない」が48.4%で最多となり、次いで「気を使うのが疲れる」が46.8%、「プライベートを優先したい」が46.5%と続いた。
【職場新年会文化の必要性】
回答者全体の559人に職場新年会の実施必要性を聞くと、「必要ない派」が57.8%で過半数を占めた。また、今後の職場の新年会”文化”の必要性については、「必要ない派」が62.1%で過半数を占める結果に。
【必要/不要の理由】
職場新年会は必要と回答した214人にその理由を聞くと、「コミュニケーションになるから」が60.4%で最多となり、次いで「普段関わらない人と交流ができるから」が26.4%、「お酒・飲みの場が好きだから」が18.9%となった。
一方で、職場新年会は不要と回答した345人にその理由を聞くと「行くのが面倒」が53.1%で最多となり、次いで「お金がかかるから」が44.6%、「忘年会があるから」が28.9%と続いた。
【職場新年会の賛否と増減予想】
回答者全体の559人に職場の新年会文化の賛否を聞くと、「反対派」が59.6%で過半数を占めた。また、今後の新年会開催企業の増減予想については、「減ると思う派」が54.8%で過半数を占める結果となった。
【調査概要】
調査対象者:現在職を持つすべての社会人 JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国 / 男女 / 20~50代
調査期間:2023年11月22日~11月27日
有効回答数:559人
調査方法:インターネット調査
<参考>Job総研『Job総研による『2023年 新年会意識調査』を実施 実施率回復も 反対派6割 “参加したくない”の声顕著』