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NTT都市開発は、仙台市青葉区中央4丁目において開発を進めていた「アーバンネット仙台中央ビル」が竣工したと発表した。
同物件は、JR仙台駅に近接し、東二番丁通に面した都心部の利便性と豊かな緑を感じられるエリアに位置する。「未来の仙台をつくる共創・賑わいの拠点に」をコンセプトに、エリア最大級で高機能なオフィスフロアや多様化する働き方に対応したワークプレイスを整備するほか、都心部の新たな賑わいや回遊促進にむけたオープンスペースやテラスを配置しており、仙台市が進める「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件となる。
同物件は、2024年3月中旬にグランドオープンを予定しているとのことだ。
■主な特徴
■フレキシブルで高機能なオフィスとWell-Beingな働き方を実現するラウンジ・テラス
・オフィスフロアは仙台駅西側エリア最大級の1フロア1,781㎡の整形空間を有し、また最小96㎡まで分割可能。さらに、緑と開放感あふれるワーカーズラウンジやテラスを配置することで、多様な「働く場所」を提供するとともにABWの推進を可能にし、働く人の生産性と満足度向上に貢献。
■次世代放射光施設「NanoTerasu」と連携した産業利用促進機能の導入
・東北大学・青葉山新キャンパス内に次世代放射光施設「NanoTerasu」が整備され、2024年度に運用開始予定。NanoTerasuは、世界最高水準の分析機能を有し、様々なものがナノレベルで直接「可視化」できる実験施設。
・同物件は、一般財団法人光科学イノベーションセンターと連携し、NanoTerasuの産業分野での利用促進を目的に、測定者の利便性を高める機能を整備。
■共創・イノベーションをめざすスタートアップ拠点の構築
・多様な人々の交流支援を行うコミュニティマネージャーが常駐するコワーキングスペースやさまざまなイベント活動が可能なカンファレンス施設等、地域に開かれた交流空間を整備。
・コワーキングスペースでは、仙台市・宮城県・東北大学等と協力して、イノベーション創出の場として起業家や学生、一般企業等さまざまな人や企業をつなぐ機能の導入やイベントの実施により、産官学協働のスタートアップ創出支援の拠点をめざす。
・また、NTT東日本が提供する「スマートイノベーションラボ仙台」と連携し、AI・IoTを活用した新たなビジネス創出と地域課題の解決に貢献。
■新たな街の回遊促進に向けたイベント広場とオープンスペース
・大型ビジョンを備えたイノベーションスペースは、企業PRや地域連携の場としてイベント活動を可能とし、多様な人々の交流の場として地域に開かれた賑わいを創出。
・エントランス前の北側オープンスペースは、周辺エリアの結節点としてキッチンカーの誘致やイベントの実施等により、賑わいや滞留を促進した新たな魅力づくりに貢献。また、仙台朝市までの道路整備を実施し、ウォーカブルな空間を演出することで地域の回遊性向上に貢献。
■デジタルによる新たな価値の提供
・デジタル技術の活用により、空間の快適性・利便性を高める運営・サービスをデザインし、ビル利用者に新たな価値を提供。
■高水準の環境配慮の実現
・ZEB Ready取得(オフィス部分)
・CASBEE-建築(新築)Sランク取得
・共用部・専有部で使用される全ての使用電力を再生可能エネルギー由来とする
■免震構造の採用と安心安全の提供
・免震構造、建物安全判定サポートシステム
・高圧2回線受電
・最大72時間運転可能なビル非常用発電機