NEXCO東日本新潟支社(新潟市中央区)は、12月5日に新潟県内などの高速道路4カ所のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)で今冬期4回目の冬用タイヤ装着率調査を実施。その結果、冬用タイヤ非装着率は全体で4%だったと発表した。
この調査は冬用タイヤの早期交換を喚起し、冬道の安全運転を啓発することを目的として実施。また同社は、まだ冬用タイヤを装着していない人に対し、早めの冬用タイヤへの交換とチェーン携行をするよう呼びかけている。
なお、今冬期の調査は今回をもって終了するとのことだ。
冬用タイヤ装着率調査
【調査結果】
冬場の高速道路を安全に走行するための3つのポイント
(1)早めの冬装備(冬用タイヤ装着・チェーン携行)
・早めに冬用タイヤに交換。
・冬用タイヤの溝の深さが新品時の50%よりもすり減っていないことを確認。
・大雪時は冬用タイヤでもチェーン装着が義務付けられる場合がある。必ずチェーンを携行する。
(2)速度を控えめに安全運転(初冬期は特に)
・「急ハンドル」、「急加速」、「急ブレーキ」などの「急」の付く操作は行わない。
・十分な車間距離をとりゆっくりと安全な運転をする。
・特に、冬の始まりは雪道での運転感覚が戻っておらず事故を起こしやすい傾向がある。
(3)出かける前と出かけている際中のこまめな情報収集
・冬の高速道路は天候が急変し、出発地が晴れていても、目的地や通過点では雪が降っていることがある。
・出かける前やサービスエリアでの休憩時等に、道路情報や気象情報をこまめに確認する。
・『ドライブトラフィック(ドラとら)』では、リアルタイムの交通情報、高速道路の路面状況(雪道ライブカメラ)の情報を提供している。
降雪時のスタックについて
降雪時にはスタックが発生しやすくなるという。NEXCO東日本公式YouTubeチャンネルでスタックの発生メカニズムやスタックを発生させない方法を紹介している。
【調査概要】
調査方法:
・調査対象のSA・PAに駐車している車両のタイヤ種別を調査員が目視で確認
・1カ所で50台程度を調査
・大型車は料金車種区分の特大車・大型車・中型車、小型車は普通車・軽自動車
調査場所:
E17関越道 谷川岳PA、E8北陸道 黒埼PA、北陸道 米山SA、E18上信越道 妙高SA
※全て下り線で実施
調査予定日・結果公表日:第4回 調査予定日 12月5日 結果公表日 12月8日
調査台数:220台