XTalentは、子育てや介護をしながら働くワーキングペアレンツを中心に転職動向調査を実施し、その結果をまとめたレポート『200名の育児中男性の声「僕たちは、キャリアとライフをトレードオフにしたくない」共働き3.0世代の男性が本当に求める働き方とは』を公開した。
■コロナ禍で男性も「やりがい中心」から「働きやすさとやりがいの両輪」へ
新型コロナウィルス流行以前・以後で育児中の男性の企業選びの変化を分析した結果、コロナ禍で男性は働きやすさを重視する傾向が高まっていることがわかった。
また、育児中の男性で働きやすさと仕事のやりがいのいずれも重視する人は18.1%から89.2%に増加。コロナ禍で、リモートワークや柔軟な勤務時間などフレキシブルな働き方が広く認められるようになり、働きやすさを求める傾向が高まったことが伺える。
■家事育児が分担可能な範囲での出社を求める男性が過半数
育児中の男性に出社頻度について聞くと、週に1回以下の出社が理想と答えた人が過半数を超え、許容できる範囲は週2〜3回となった。
その理由を自由回答で求めたところ、キャリアとライフの両立や家事育児の分担の観点から、リモートワークや出社回数の調整を求める声が多く挙げられた。
■育児中の男性「制度の充実」は前提、「上司の育休取得経験」が働きやすさの鍵
2023年2月に公開した「育休を取得した男性社員1,000人に聞いたより働きやすくなるために必要なこと」調査レポートでは、男女ともに育休復帰後に必要な要素として、「上司の育休経験」や「育児中社員のネットワーク」が求められており、男性もコミュニケーションに関する施策を必要としていることが分かった。
また、女性よりも男性の方が育児中の社員のネットワークやメンター制度の必要性を高く評価していることも明らかになった。
【調査概要】
調査テーマ:育児中/育児を控えている男性社員の本音
調査方法:Webアンケート
調査対象者:全国の正規雇用、会社の役員として働く20代〜50代の子どもがいる男性
調査実施日:2023年6月2日~2023年6月18日
調査主体:XTalent
分析対象回答数:204
引用元:XTalent
<参考>XTalent『育児中の男性の9割、企業選びの軸は「働きやすさとやりがいの両輪」。家事分担を前提に「週2、3回」のリモートワークを求める。』