渋谷区と東急不動産は、「渋谷区地域防災に関する包括連携協定」を締結した。

渋谷区と東急不動産、地域防災に関する包括連携協定を締結

両者は、渋谷区の「災害に強いまちづくり」と、東急不動産の「サステナブルで多彩なまちづくり」の実現に向けて、官民連携で取り組んでいくという。同協定の締結により、以下の連携協働事項について、相互に協力・連携していくとのことだ。

協定の締結背景

■連携協働事項

(1)渋谷区地域防災計画の履行及びその実効性向上に関すること
(2)渋谷区地域防災計画及び防災施策の啓蒙並びに区民の防災意識向上に関すること
(3)渋谷区内での防災の取組及び活動に関すること
(4)人財育成及び人的交流に関すること

また、同協定に基づく具体的な取り組みとして、以下の2つが予定されている。

■協定に基づく取り組み(予定)

(1)渋谷区地域防災計画の履行およびその実効性向上
・両者は、相互に災害用ドローンを導入し、官民合同プロジェクトを実行する。
・両者の職員を対象に、ドローンの操縦士養成研修を実施する。
・両者の施設において、合同飛行訓練を実施し、技能活用に向けた準備を行う。

渋谷区地域防災計画の履行およびその実効性向上

(2)渋谷区地域防災計画・防災施策の啓蒙、および区民の防災意識向上
・渋谷区が実施している渋谷区防災訓練「渋谷防災キャラバン」の拡大を目指す。
・東急不動産は今年度に引き続き、「渋谷防災キャラバン」の協賛を実施する。
・ドローンを活用したイベントの実施、および東急不動産が参加組合員として参画する「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」をはじめとした区内施設での官民合同訓練などの開催を通じ、区民の方への防災体験の場を拡大する他、新たな体験価値の提供を目指す。

渋谷区地域防災計画・防災施策の啓蒙および区民の防災意識向上

今後のスケジュールとして、2024年4月以降にドローンの官民合同プロジェクトを開始し、2024年9月以降に合同訓練などを執り行う予定だとしている。