ナイルが運営する恋愛・婚活メディア「出会いコンパス」は、マッチングアプリがきっかけで交際したことがある20~40代の男女701人を対象に、マッチングアプリでの婚活に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
■8割がマッチングアプリで交際した相手と「結婚を意識した」と回答
交際相手との結婚を意識したことがあるかを尋ねると、「意識した」と回答した人は80.9%に上り、婚活目的で利用している人が多いことが明らかになった。
■結婚を意識した人の半数近くが「結婚意欲」を確かめたうえで交際している
結婚を意識したことがあると回答した567人に、その理由を聞いてみると、最も回答が多かったのは「結婚意欲のある相手を相手に選んだから(237人)」、次いで「結婚を前提に交際したから(233人)」、「互いの結婚観が合っていたから(196人)」となった。
結婚に意欲的な相手と交際する、結婚を見据えて交際を始めるなど、マッチングアプリで結婚したい気持ちがあることを事前に確かめている人が多いことがうかがえる。
■結婚を意識しなかった人の理由、最多は「自分に結婚の意欲がない」
一方、結婚を意識しなかった人の理由としては、「最初から意識しなかったから(33人)」が最も多く、次いで「理想の結婚相手ではなかったから(28人)」、「互いの結婚観が合わなかったから(23人)」となった。
「アプリの相手とは結婚しない」「結婚願望が無い」など、相手との結婚を意識しなかった人の場合、最初から結婚を視野に入れてマッチングアプリを利用していない人が多いと考えられるとのことだ。
■マッチングアプリと併用した婚活サービス1位は「婚活パーティー」
マッチングアプリと併用した婚活サービスとしては、「婚活パーティー(220人)」が最も人気で、次いで「街コン(216人)」、「結婚相談所(168人)」と続いた。
「利用したことはない」と回答した人は、全体の3割にあたる212人という結果に。アプリ以外の婚活サービスを利用したことがないということは、婚活をするためにはアプリだけで十分だと感じている人が一定数いると考えられるという。
この結果を男女別で見てみると、アプリと並行して利用した婚活サービスを「利用したことはない」と回答した割合は女性の方が多く、そのほかの項目は全て男性の方が利用経験者が多い結果となった。
「お見合い」と回答した人は、男性が26.4%に対し、女性は16.3%と、男性の方が10.4pt多くなった。
■マッチングアプリと婚活サービスを併用する理由1位は「自己アピールが苦手だから」
マッチングアプリと並行して婚活サービスを利用している489人にその理由を聞いたところ、最も多いのは「自己アピールが苦手(178人)」、次いで「身元が明確な人と会いたい(168人)」、「最初から1対1で合うのは不安(163人)」となった。
男女別に見ると、「最初から1対1で会うのは不安」と回答したのは男性が41.0%、女性が27.0%と、男性の方が1.5倍多い結果に。また、「婚活に誰かのサポートが必要」と回答したのは男性が33.2%、女性が23.7%と、こちらも男性の方が多く女性の1.4倍となっている。
男性の方が相手とのコミュニケーションに不安を感じ、婚活に第三者のサポートを求めている傾向があるようだとしている。
【調査概要】
調査対象:マッチングアプリがきっかけで交際した経験がある20代~40代の男女702人
調査機関:ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年11月28日~2023年12月4日
有効回答数:701人
・性別
男性:355人
女性:347人
・年齢
20~29歳:244人
30~39歳:232人
40~49歳:226人
※同アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があるとのこと。