GMOインターネットグループのGMOメディアは、運営するチャット型小説サービス「プリ小説 byGMO」のユーザーを対象に「SDGs」に関するアンケートを実施し、結果を公表した。
このうち最も多い割合を占める女子中高生751名のアンケート結果を紹介する。
■「SDGs」という言葉を聞いたことがあるか
「SDGs」という言葉を、96.3%が「聞いたことがある」と回答。女子中高生にとって聞いたことがあって当たり前の言葉となっていることがうかがえる結果に。
■「SDGs」の内容についてどのくらい知っているか
「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生に、内容についてどのくらい知っているか聞いたところ、「すべての内容をくわしく知っている」が32.2%、「知っているが、くわしい内容は知らない」が64.2%となり、合わせて96.4%が内容を知っている結果となった。
■「SDGs」を知ったきっかけ
「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、70%以上が「SDGs」を知ったきっかけを「学校の授業」と回答。
2020年度から実施されている新学習指導要領において、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたことにより、小学校・中学校・高校の授業で「SDGs」を取り扱う機会が増え、10代は学習を通じて「SDGs」に初めて触れていると同社は考察している。
■「SDGs」にどのくらい関心があるか
「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、「とても関心がある」が12.0%、「関心がある」が57.3%となり、「SDGs」に一定以上の関心を持つ女子中高生は約70%に上る結果に。
■「SDGs」の目標(ゴール)のなかで関心のある項目(複数選択可)
SDGsに「とても関心がある」「関心がある」と回答した女子中高生のうち、関心を最も集めたのは「ジェンダー平等を実現しよう」で73.5%となり、次いで「平和と公正をすべての人に」が57.1%、「人や国の不平等をなくそう」が53.9%と続く。
■これまでに「SDGs」を意識して行動したことはあるか
「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、71.5%の女子中高生が「SDGs」を意識して行動したことが「ある」と回答。
また、「SDGs」を意識して行動したことがあると答えた女子中高生に具体的な行動を聞いたところ、92.1%が「買い物にはマイバッグ(エコバッグ)を持参」と回答。「SDGs」を意識する人にとってマイバッグの持参は常識となっていることがうかがえる。
ほかにも「男女平等を心がけた行動」が3番目に多く、関心の高い課題に対して行動できている女子中高生が多くいることがわかった。
【調査概要】
調査タイトル:「SDGs」に関するアンケート
集計対象:中学生、高校生の女子751名
調査期間:2023年11月9日~11月13日
調査方法:インターネット調査
調査主体:GMOメディア
<参考>
プリ小説 byGMO『「SDGs」に関するアンケート』