LASSICが運営するテレワーク・リモートワーク総合研究所(以下、テレリモ総研)は、アフターコロナで強まるオフィス回帰、「テレワークへの意識」について市場調査を行い、その調査結果を公表した。
■調査結果
アンケートの結果、テレワークのメリットでは「通勤でのストレスがなくなった」が1位となった。
勤務場所が柔軟になることで、通勤にかかる時間短縮や満員電車での通勤ストレスから解放され、より快適な状況で仕事ができるようになったことがわかる結果に。
次いで、「プライベート時間が充実した」、「人間関係のストレスがなくなった」と続く。
テレワークにより柔軟性が増し、個々のライフスタイルに合わせた働き方が可能になったことで、従業員のワークライフバランスが向上していることがうかがえる。
一方、デメリットに対する声で最も多かったのは「仕事とプライベートの区別ができない」という意見で、次いで多かったのが「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」という回答となった。
このようなデメリットが、テレワークの実施やオフィス出社の方針を定める経営者やマネジメント層にとって「サボるのではないか」「マネジメントが難しい」といった不安が生じ、オフィス回帰に繋がっているのではないかと同社は考察している。
上記のように、マネジメントにおける「不安」はあるものの、テレワークのメリットと感じている内容の多くは、オフィス出社においてデメリットと感じる要素となり、ワークライフバランスの悪化が見込まれる。
同社は、オフィス回帰に伴い、これまでテレワークで享受していたメリットを補完するためには、テレワークを選択肢として継続することが重要と言えそうだとしている。
【調査概要】
調査期間:2023年11月10日~2023年11月13日
調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1044名
調査方法:インターネット調査