コンカーは、PASMO協議会およびパスモと、コンカーの提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」とPASMOの利用履歴を連携した、近隣交通費精算の自動化に向けたサービスの提供の開始すると発表した。
同サービスの提供開始により、「Concur Expense」は既に連携を開始しているSuica、nimocaと合わせ、発行枚数ベースで日本全体の約80%の交通系ICカードを網羅するの経費管理クラウドとなるとのことだ。
■サービス概要
鉄道やバス乗車の際、PASMOを利用すると、最短で乗車翌日にPASMOの利用履歴データがConcur Expenseに自動連携される。
Concur Expenseユーザーが旅費精算を行う際、リーダー等にPASMOの利用履歴を読み込ませる作業が不要となり、申請漏れ防止に加えて入力業務負荷を削減。データの改ざんは不可能かつ誤入力は無い状態で申請されるため、承認者・経理部門のチェックの負担が大幅に軽減されるとのことだ。
サービス開始時期:
2023年12月8日
サービスの対象となるPASMO:
記名PASMO(カード、モバイルPASMO、Apple PayのPASMO)
※現在、記名PASMOカードは半導体不足の影響により新規発売を中止となっている。
連携の対象となるデータ:
PASMOで利用した鉄道、バス、タクシーなどの利用履歴(定期券区間の乗車履歴、その他物販履歴を除く)
対象となるSAP Concurユーザー:
Concur Expense およびIC Card Integration利用者