ノキアは、音声やテキストによるプロンプトでネットワークを操作できる「Natural Language Networks」を発表した。
Natural Language Networksは、自然言語処理とAI/MLモデルを活用して、単純なテキストまたは音声のリクエストを解釈し、ネットワークリソースの適切な組み合わせを自動的に割り当てる。
これにより、ネットワーク管理の複雑さを解消し、エンドユーザーのニーズにより迅速に対応できるようになるという。また、AIを活用することで、通信事業者はあらゆる利用者に対して、リクエストされた瞬間に理想的なネットワーク構成を提供し、維持することができるとのことだ。
さらに、Natural Language Networksは、そのアクションから継続的に学習し、連続するリクエストごとにネットワークをさらに最適化していくという。知識が増えていくにつれ、Natural Language Networksはサービスとアプリケーションのニーズを予測し、人間の介入なしにニーズに対して自ずから適応していくとのことだ。
Natural Language Networksは、ノキアベル研究所の新しい取り組みであるUNEXTの一部である。UNEXTは、ネットワークソフトウェアとシステムを再定義するプロジェクト。UNEXTは、ネットワーク自体をOSに進化させることで、ネットワークとあらゆるものを安全に統合するプロセスを簡単にするとしている。