リンクタイズが運営する、グローバルビジネス誌「Forbes JAPAN」は11月24日、「新しい日本」をつくる存在として日本のビジネスシーンをけん引する起業家を表彰する「日本の起業家ランキング2024」を発表した。
1位に選ばれたのは、インドを中心にアジア5カ国で中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊氏。
2位には、スポットワークのマッチングサービスを展開するタイミーの小川嶺氏。3位は、脱炭素社会に向けた再エネ発電事業を世界展開する自然電力の磯野謙氏、川戸健司氏、長谷川雅也氏がランクイン。
日本の起業家ランキングは11月25日発売の「Forbes JAPAN」2024年1月号の誌面で特集。BEST10に選出された10組の起業家たちのインタビュー記事のほか、2024年に飛躍が期待される次世代の日本発スタートアップ100選、VC業界が注目する「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」、Forbes米国版が次なるユニコーン企業25社を選出した「NEXT BILLION-DOLLER STARTUPS」の最新版などを掲載しているとのことだ。
日本の起業家ランキング2024 BEST10
1位 慎 泰俊(五常・アンド・カンパニー)
2位 小川 嶺(タイミー)
3位 磯野 謙 / 川戸健司 / 長谷川雅也(自然電力)
4位 長尾 昂(京都フュージョニアリング)
5位 加藤勇志郎(キャディ)
6位 角田 望(LegalOn Technologies)
7位 富岡 仁 / 佐野元紀(Telexistence)
8位 宮城 徹 / 水野智規(UPSIDER)
9位 多田智裕(AIメディカルサービス)
10位 山野智久(アソビュー)
日本の起業家 TOP20
佐藤裕之(EV モーターズ・ジャパン)
中村友哉(アクセルスペース)
中尾 豊 / 中川貴史(カケハシ)
加藤直人(クラスター)
福島良典(LayerX)
新井元行(Synspective)
福田恵里(SHE)
米良はるか(READYFOR)
岡井大輝(Luup)
石川彩子(ミツモア)
「日本の起業家ランキング」は、今年で10回目となるForbes JAPANの恒例企画。過去には、フリマアプリを運営するメルカリの山田進太郎氏(2015〜2017年1位)や、印刷や物流のシェアリングプラットフォームを運営するラクスルの松本恭攝氏(2018年1位)などの起業家が選出されている。
東証グロース市場で時価総額TOP3(11月23日時点)となっている会員制転職サイト「ビズリーチ」のVisional・南壮一郎氏、クラウド会計ソフトのfreee・佐々木大輔氏、VTuberプロダクションを運営するカバー・谷郷元昭氏など、ランキング入賞後に上場を成し遂げている起業家も多くいるとのことだ。
「日本の起業家ランキング2024」は、評価委員会が行われた2023年10月2日時点で未上場のスタートアップの起業家が審査対象。
これまでと同様に「グローバルで活躍できるか」「時価総額1,000億円を超えられるか」「成功への時間軸を重視した事業の実績・成長性」「経営者・経営チームの成熟度」「社会課題解決に取り組んでいるか」の5点を選定基準に、起業家を選出したとしている。