11月16日、ispaceがミッション2の打ち上げを最速で2024年冬に計画していることを発表しました。

なお、ミッション2で使用されるランダーは、「再起」や「復活」「回復」等の意味を持つ「RESILIENCE(レジリエンス)」と名付けられ、ソフトウェアの改良や着陸シミュレーション範囲の拡大、着陸系センサーのフィールド試験の追加実施などが反映され、ミッションの精度を一層向上させることを目指すといいます。

11月16日には、ミッション2でRESILIENCEに搭載されて打ち上げられる月面探査マイクロローバーの最終デザインも公開されました。

記者会見のスクリーンショット

ローバーの前方には、鉱山や建設向けの掘削機器を提供するスウェーデンの企業Epiroc ABが開発したスコップが搭載されていて、月面の砂・レゴリスを採取します。ローバーのカメラで採取したレゴリスを撮影し、NASAへ所有権を譲渡する予定です。

ランダーとマイクロローバー Credit : ispace
ローバーが砂をすくう様子。記者会見のスクリーンショット

現在はローバーのエンジニアリングモデルの開発が進められていて、今後は環境試験の完了後、フライトモデルの開発をし、2024年の夏頃にランダーへの搭載を日本で行う予定だといいます。

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参考

最速2024年冬の打ち上げに向け、月着陸船フライトモデルの組み立ても進行中 ミッションは月面着陸から月面探査へ