パナソニック エナジーは、乾電池の工場移転が完了し大阪府貝塚市の二色の浜工場で、単1形から単4形までの乾電池各サイズの本格生産開始を発表した。
クリーンエネルギーを活用したCO2ゼロ工場の同工場は、パナソニック エナジーにおける乾電池生産拠点。
90年以上にわたって国内需要を支えた守口工場での生産を終了し、今回、大阪府貝塚市・二色の浜産業団地に新工場を立上げたという。
「世界一長もちする単3形アルカリ乾電池」としてギネス世界記録(TM)に認定されているEVOLTA NEOをはじめとした乾電池を生産し、主に国内市場向けに供給するとのことだ。
同工場では自動搬送・自動倉庫システムなどを取り入れた人に依存しないスマートな生産体制に加え、クリーンで安心・安全な魅力ある工場を実現し、将来にわたって国内市場への供給責任を果たしていくとしている。
また、環境と調和したモノづくりを目指して、太陽光パネルを屋上全面に設置する等、再生可能エネルギーを最大限活用し、稼働開始した2023年度からCO2排出実質ゼロを達成。
2024年度には純水素燃料電池や蓄電システムを導入し、工場全体のエネルギーマネジメントを図ることで、効率的でクリーンなモノづくりをさらに加速していくという。
さらに、社会との共生にも注力し、1966年の開始から累計100万人以上が参加した、小学生向け工場見学や手づくり乾電池教室をより充実した内容にリニューアル。今後は一般公開も予定し、これまで以上に地域に開かれた工場を目指すとのことだ。