ワークマン、2024年4月から社員・パートの賃金を平均5.1%引き上げ 物価高騰対策と新店出店加速で

WORKMAN ワークマン

ワークマンは、2024年4月度より社員とパート社員の賃金を平均5.1%引き上げると発表した。

同社は、既存店419店(WORKMAN Pro店10店舗を含む)とWORKMAN Plus541店、「#ワークマン女子」43店の計1003店を展開している。

今回の賃上げは、社員の「生活防衛」を目的としたもの。賃上げにより社員の生活を支え、消費を促進していきたい考え。

社内では、業績的には3%の賃上げが妥当との議論もあったというが、小売企業として賃上げによる消費の好循環への期待感もあり、円安直撃企業として模範を示すべく「背伸び」をして5.1%に決定したとのことだ。

また、女性向け店舗「#ワークマン女子」の路面出店が活性化しており、これが2%の賃上げ上乗せの背景にもなっているという。

「#ワークマン女子」は、2022年8月に1号店をオープン。女子店は未知の業界のため慎重に出店を進めてきたが、本命の路面店の大量出店の目途が付き始めているとのことだ。

一方、円安による原材料費の高騰で、PB製品の価格維持が困難になってきており、今後は赤字になるPB製品から改廃と価格改定に着手するとしている。

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