太陽工業は、京都府に新しく誕生したアートとテクノロジーの融合によるオープンイノベーション拠点「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」の交流棟の施工を受注し、完工したことを発表した。
「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」の交流棟は、エントランスを中心とした交流ゾーン・ピッチゾーン、ミーティングや集中した仕事の処理に最適なコワーキングルームと配信機能を備えたスタジオで構成されているという。
また、エントランスには、セミナーやピッチ会など小規模のイベントに最適なスペースが設置されており、膜屋根が太陽光を透過し明るいイベント空間が作られているとのことだ。
今回完工した交流棟は、同社独自の膜構造を使って短工期化・低コスト化を実現する膜構造建築「フレックスハウス」。
膜構造で作られた施設は、軽量で使用する鉄骨量も少なくできるため、輸送による環境負荷を大きく低減。金属部材やコンクリートなどを多く使用する一般的な建築物と比較して、環境負荷の削減に寄与できるとしている。
■「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」交流棟概要
所在地:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1
構造:骨組膜構造1階建て
寸法:間口16.77m×奥行き35.38.m×高さ5.0m(軒高)
面積:延床面積約600平方メートル
仕様:屋根/膜材CMX220(不燃)
施主:京都府
土地:マクセルの工場跡地を京都府が10年間借用
運営:公益財団法人京都産業21
設計:ひと・まち設計
施工:上島建設