モンドデザインが運営する、廃棄されたビニール傘を再利用するアップサイクルブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」は、航空貨物輸送で使用された梱包資材とビニール傘の素材で作られたマルチショルダーケースの発売を発表した。

マルチショルダーケースAIR

航空貨物輸送で使用される梱包資材は、通常は1回の運搬で廃棄されるという。また、運ばれる荷物は大きいため梱包材も大量に使用されているが、1度きりの使用のためほとんど綺麗な状態で廃棄されているのが現状とのことだ。

航空貨物輸送で使用される梱包資材イメージ

PLASTICITYは、その梱包素材を回収し手作業で裁断。同社の主素材であるビニール傘素材と重ねて圧着した素材を開発したという。梱包資材の生地は、荷物を保護する役割があるため軽量で耐久性があり、それぞれの素材の特性を残したまま素材を作ることが実現したという。

ビニール傘の素材は半透明であるが、梱包資材の素材を重ねることで色がブラックに変化。素材の質感がより反映され独特の風合いに仕上がったとのことだ。

素材の加工イメージ

同社は、今回の廃棄素材の新たな活用方法をきっかけに他の廃棄される素材との組み合わせの可能性を広げ、アップサイクル商品の認知拡大を目指していくとしている。

使用イメージ

■製品概要

製品名:マルチショルダーケースAIR
価格:7,920円(税込)
サイズ:H180 X W110X D25(ミリメートル)
重さ:50グラム
発売日:11月10日
販売場所:PLASTICITY公式オンラインストア