楽天証券HD、みずほ証券に普通株式の約29%を追加譲渡 譲渡金額は870億円の見込み 資本業務提携を強化へ

楽天証券

楽天グループの連結子会社である楽天証券ホールディングス(以下、楽天証券HD)と、みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)の連結子会社であるみずほ証券は、2022年10月より両社が行っている戦略的な資本業務提携のさらなる強化に合意したことを発表した。

同提携の強化では、資産形成・資産運用分野におけるオンライン・リアルの双方を組合せた新しいリテール事業モデル構築に向けた取組みを両グループの連携も含め推進していくとのことだ。

同提携の強化に向け、楽天証券HDとみずほ証券は2023年11月9日付で株式譲渡契約書を締結の上、楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式の約29.01%を、関係当局の承認等を前提としてみずほ証券に追加譲渡することについて合意。譲渡金額は870億円となる見込みとしている。

また、楽天証券HDとみずほ証券は、同日付にて2022年10月に締結した株主間契約を変更するとのことだ。

契約における日程

なお、みずほ証券による同株式取得後の楽天証券に対する楽天証券HDの出資比率は51%となる。

同提携後も、楽天証券は引き続き楽天グループおよび楽天証券HDの連結子会社であり、楽天経済圏を基軸とした事業は変わることはなく、引き続きサービス強化を進めていくとのことだ。

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