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カスタムオーダーのビジネスウェアブランドを展開しているFABRIC TOKYOは、サステナブルなキャンペーン「WHITE FRIDAY 2023」を11月17日から30日まで開催することを発表した。
「WHITE FRIDAY」は、世界的なセールの祭典であるブラックフライデーの時期に実施している、「商品化されず、工場に眠る良質な生地」を使ったオーダーアイテムを消費者へ届ける独自のキャンペーン。
ブラックフライデーは、世界的なセールの祭典として定着し、日本でもECショッピングモールや大手商業施設等で毎年セールが開催されている。一方で、サステナビリティの観点から、ブラックフライデーは大量生産・大量消費、そして大量廃棄を招いているとして問題視する動きも強まっている。
FABRIC TOKYOは、昨年実施した調査の結果を受け、購入する商品に愛着を持てるよう、生地の故郷へ訪れたくなるコンテンツやクーポンのプレゼント、EC業界では珍しい工場見学をしながら商品を受け取ることができる企画などを盛り込んだ「WHITE FRIDAY 2023」を実施するとのことだ。
「WHITE FRIDAY 2023」概要
実施期間:11月17日~30日
(詳細は11月16日配信のプレスリリースにて公表予定)
また今回、2022年に実施した「ブラックフライデーでの買い物と衣服の廃棄に関する調査」の結果を公表。詳細は以下となる。
2022年「ブラックフライデーでの買い物と衣服の廃棄に関する調査」調査結果
■約70%の人が、ブラックフライデーで買ったものを使わなくなったことがある
同調査で、ブラックフライデーで購入後ほとんど使っていないものがあるか聞くと、「ある」と回答した人は67.3%にのぼった。
■使わなくなった商品は「衣類」が最多で、4割以上は「廃棄」
前問で「ある」と回答した人に、その商品は何か聞くと「衣類」が最も多く、58.0%という結果に。
さらに、「衣類」と回答した人に着なくなった理由を聞いたところ、「イメージと違ったから」が56.5%、「着る機会がない、なくなったから」が56.1%、「衝動買いだったから」が50.9%と、普段より安いため必要以上の消費が生まれていることが伺えるとのことだ。
ブラックフライデーで購入後着なくなった衣類があると回答した人に、その衣類をどうしたか聞いたところ、57.3%が「フリマアプリに出品」、43.7%が「廃棄した」と回答。
■オーダーメイドの衣類は、約9割の人が「既製品に比べて廃棄しづらい」 理由は「愛着」
同調査は、ブラックフライデーに買い物をしたことがあり、かつ「オーダーメイドで衣類を作ったことがある」人を対象に実施。
オーダーメイドで衣類を作った理由を聞くと、「自分にぴったりのサイズにできるから」が67.9%で最も多く、「好みのシルエットにできる」が43.1%、「好みのカスタマイズができる」が42.3%と続く。
また、オーダーメイドで作った衣類は既製品に比べて捨てづらいと感じるか聞くと、「はい」と答えた人は89.8%にのぼった。その理由は、1位が「愛着が強いから」で62.6%、2位が「自分にぴったりのサイズだから」で57.2%という結果に。
■オーダーメイドの衣類は、リサイクルやリユースしたいという意向が高い
さらに、オーダーメイドで作った衣類が今後体型や好みの変化で着ることができなくなった場合どうすると思うかと聞いたところ、「お直しやリメイクをしてまた着られるようにすると思う」が46.3%、「回収サービスなどを利用してリサイクルすると思う」が30.4%と、「廃棄すると思う」の25.8%を上回り、オーダーメイドの服はリサイクル・リユースの意向が高いことが明らかになった。
【調査概要】
調査対象:ブラックフライデーで買い物をしたことがあり、オーダーメイドで衣類を作ったことがある20〜50代の男女
調査人数:1,091名
調査地域:全国
調査期間:2022年10月31日〜11月2日
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
<参考>
FABRIC TOKYO『FABRIC TOKYOがサステナブルなブラックフライデー「ホワイトフライデー 2023」を今年も実施、買い物と衣服の廃棄に関する調査レポートの結果を受けて』