ボラギノール®ブランド等を展開する天藤製薬は、便秘の有訴者率が増加傾向にあることを背景に、腸活アプリ「ウンログ」のユーザー2,139人に対して「便秘薬に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

同調査は、omniheal代表取締役社長で、おうちの診療所中野院長や日本うんこ学会会長を務めている消化器内科の権威である石井洋介医師監修のもと行われ、調査結果はうんちをモチーフにしたインフォグラフィックスである、「ウンフォグラフィックス」としてまとめられている。

「ウンフォグラフィックス」

便秘の辛さは失恋以上?便秘症に悩む人の約9割が慢性化しており、約半数が10年以上悩まされている事実が明らかに

生活の中でのストレスに関して聞いた設問では、「便秘が長く続く状態」のストレス値の平均が最も高く、失恋のストレスよりも高い結果となった。

また、便秘に悩まされている人の多くは症状が慢性化しており、約3人に1人が20年以上便秘症状に悩まされていて、10年以上悩まされている人を加算すると半数にも上る結果に。

【左】日常で感じるストレス度【右】便秘歴

便秘薬の使用経験は約8割!年間の便通費用平均は約2万円で最大100万円!単身世帯の水道代平均よりも便秘対策にお金を使っていることが発覚

便秘に悩まされている人のうち、78.2%の人が便秘薬の使用経験があると回答。

「便通費(便秘対策として使われるお金)」の平均は年間20,204円、最大100万円にも上り、2022年の34歳以下の単身世帯の水道料平均額17,856円と比較しても高く、便秘やお腹の不調に悩まされている人の対策への熱量がうかがえる結果に。

【左】便秘薬の使用経験はあるか【右】年間の便通費(便秘対策として使われるお金)

約8割が便秘薬選びが難しいと回答

「便秘薬の選び方が難しいと感じたことがあるか」という質問に対して「とてもそう思う」は32.6%、「そう思う」が45.0%と合計77.6%の人が便秘薬の選び方が難しいと回答した。

便秘薬の選び方が難しい理由として最も多い回答は「どの成分が自分にあっているか分からない」、次に「便秘薬を選ぶ上での基準がわからない」、次いで「症状や原因がタイミングによってバラバラだから」となっている。

【左】便秘薬の選び方が難しいと感じたことがあるか【右】便秘薬の選び方が難しい理由

ほぼ全ての人が「便秘薬に頼らず便秘を改善したい」と回答。理由は副作用への不安

「便秘薬に頼らずに改善したいと思うか」という質問では、便秘症状に悩む人のうち「とてもそう思う」が86.6%、「そう思う」が12.9%と、合計99.5%とほぼ全ての人が便秘薬に頼らずに便秘を改善したいと考えていることがわかった。

理由としては、1位「クセになって飲まないと効果が薄れそう」が74.5%、2位「急におなかが痛くなりそう」48.5%など、副作用を気にする人が多くみられた一方で、3人に1人が便秘薬以外の便秘対策では便秘が改善されないと回答。

便秘薬に頼りたくないと思うものの、便秘薬なしで便秘の対策ができている人は少ないことがわかる。

【左】便秘薬に頼らずに改善したいと思うか【中】便秘薬を飲みたくない理由【右】便秘薬の対策による効果

便秘薬ユーザーが薬を選ぶ基準は、1位は「おなかがいたくなりにくいこと」

便秘薬を選ぶ基準として最も多い回答は、「お腹が痛くなりにくいこと」で58.4%、次いで「クセになりにくいこと」が53.7%と、極力体に負担が少ないものが選ばれる傾向がみられた。

便秘薬ユーザーが薬を選ぶ基準

非刺激性下剤であっても、約8割が服用量の失敗で「飲みすぎて下痢になる」などのトラブルが発生

緩下剤(非刺激性下剤)を使用している人で服用量の調整をしているか聞いたところ、「意識している」60.5%、「どちらかと言えば意識している」29.8%と、意識すると回答した人が計9割以上となった。

ただし、一般的におなかに優しく副作用が少ないと言われる非刺激性下剤ユーザーであっても、約8割が便秘薬の服用量を上手くコントロールできないことが原因で「下痢になってしまう」「スッキリとうんちがでない」などのトラブルが起きたことがあると回答。

【左】緩下剤(非刺激性下剤)の服用量の調整をしているか【右】非刺激性下剤によるトラブル

天藤製薬は、スッキリうんちを実現するには、成分だけでなく「服用量を調整しやすい」という視点も取り入れ、「便の質」に意識を配ることが大事だとしている。

【調査概要】
調査方法:WEBアンケート方式
調査方法:ウンログアプリを利用する20代~60代の男女
有効回答数:2,139
調査実施日:2023年6月28日~2023年7月6日
調査主体:天藤製薬

<参考>
天藤製薬調べ『便秘薬に関する意識調査