INDEX
メルカリが運営するメルカリ総合研究所は、18歳〜57歳の男女600人を対象に「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」を実施し、「推し活(エンタメ・ホビー)」カテゴリーの調査結果を公表した。
■フリマサービス利用経験者の半数以上が、推し活をしている/していたと回答
同調査で、推し活をしているかについて聞くと、している人・過去していた人の合算は、フリマサービス利用経験ありは52.1%、利用経験なしは25.8%で、大きな差があることが明らかになった。
さらに、課金をしている人の割合も、フリマサービス利用経験ありは22.4%、利用経験なしは9.6%と2倍以上の差があり、フリマサービスと推し活の親和性の高さが伺えたとしている。
■推し活をしている人の半数以上が、「フリマサービスがあることで推し活グッズを買いやすくなった」と回答
推し活を現在している・過去していたと回答した230人に、推し活グッズをフリマサービスで売り買いしたことがあるか聞くと、全体の約半数である50.9%、フリマサービス利用者で見てみると約7割の67.1%が、推し活グッズの売り買いを経験していることが明らかになった。
さらに、フリマサービスがあることで推し活グッズを買いやすくなったと感じるかと聞いたところ、55.2%が「感じる」と回答。
推し活グッズをフリマサービスで売ったことがある人に理由を聞くと、「担当外のグッズを、推している誰かに譲りたい」が44.0%、「抽選系のグッズで自分の担当以外のグッズが当たったから」が34.0%、「思い入れがあるので捨てることには抵抗感があったから」が34.0%という結果に。
捨てずに自分以外の誰かに譲りたいという思いからフリマサービスを利用している声があがった。
また、「譲りたい」に次いで「グッズ購入の予算を増やしたかった」が30%、「お金がなかった」が20%と、経済的な理由も挙げられた。
■フリマサービスでの売買で、3人に1人が推し活グッズの予算が増えたと回答
フリマサービス利用経験者に推し活の予算について聞いたところ、31.5%が「フリマサービスで推し活グッズを売り買いすることで、推し活全体の予算が増えた」と回答。
また、推し活に使う1か月の平均予算を聞くと、3,000円未満の回答はフリマサービス利用経験なしの人が多く、5,000円を超えるとフリマサービス利用経験ありの人が多い傾向となっている。
フリマサービスで推し活グッズを売り買いすることで、推し活全体の予算が「増えた」と回答した55人に、いくらくらいの予算が増えたかを聞くと、月平均予算が5,000円未満の人は2,000円(中央値、以下同)、5,000円以上10,000円未満は5,000円、10,000円以上は8,000円となり、一定の予算増額を後押ししていることが伺える。
さらに、実際にフリマサービスで推し活グッズを売却した人のうち、64.0%がフリマサービスがあることで買い替え頻度が増えたとも回答していた。
【調査概要】
調査対象:全国の18〜57歳、男女600名
調査期間:10月21日~23日
調査方法:インターネット調査
調査機関:シグナルリサーチ
<参考>
メルカリ総合研究所「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査(全体)」