パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb」の開発運用をおこなうフォーイットは、全国の10代~60代までの男女500人を対象に口コミやランキングに関するアンケートを実施し、属性別の結果を公表した。

口コミやランキングに関する調査

■全体

10代~60代の男女を対象に、商品や飲食店などの口コミやランキングを気にするか聞いたところ、約80%の人が「気にする」と回答。そのうち最も多かったのは、「コメント内容を気にする」で63.4%、次いで「評価(星の数やランキング)を気にする」が51.5%、「口コミ数を気にする」が28.4%と続くという結果に。

一方で、「口コミやランキングは気にしない」と回答した人は22.5%にとどまった。

商品や飲食店などの口コミやランキングを気にするか

■年代別

年代別に見ると、「コメント内容を気にする」と回答した人は30代から50代にかけて多く、特に50代では75.0%と高い回答率に。

その一方で、20代と30代では「評価(星の数やランキング)を気にする」と「口コミ数を気にする」の回答率が高くなった。若い年代では、ランキングや口コミ数といった客観的に一目で分かりやすい指標に注目しており、SNSなどで”バズった”商品を試してみたいと思う人の割合が高くなったことが伺える。

年代別

■未婚・既婚別

未婚・既婚別で見ると、各項目でわずかに既婚者の回答率が上回る結果になった。その中で最も差が大きかった項目は、「評価(星の数やランキング)を気にする)」で、未婚者が48.9%だったのに対して既婚者は54.9%と6.0%の差が生まれた。

また、「口コミやランキングは気にしない」と回答したのは未婚者が5.0%多く、全体として口コミやランキングを気にするのは既婚者に多いことが分かった。

既婚者の場合、家族により良い商品を安心して使ってほしいといった思いから、未婚の時に比べて商品・サービスを選ぶうえでより慎重になることが伺える。また、その際の判断基準として、口コミやランキングを取り入れるようになる人が多くなっていると同社は考察している。

未婚・既婚別

■世帯年収別

世帯年収別で見ると、全体的に世帯年収の増加とともに口コミやランキングを気にする人も増えていることが分かった。その一方で「口コミやランキングを気にしない」と回答した人は世帯年収が高くなるほど減少していることから、世帯年収と口コミ・ランキングを気にする人の割合には相関関係があることが分かる。

世帯年収が高い世帯では、より豊かなライフスタイルを追求するうえで他の消費者の感想や専門家の意見など、習慣として情報収集を行っている人が多いことが伺える。また、購入する商品・サービスの価格帯も上昇することから、消費行動においてより慎重になり、口コミを含めて様々な情報を幅広く参考にしていることも明らかとなった。

世帯年収別

【調査概要】
対象者:18歳~69歳の男女
サンプル数:500人 ※回答なし3人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年9月4日~2023年9月15日

<参考>フォーイット『約8割の人が口コミやランキングを気にすると回答!年代によって注目するポイントに違いがあることも明らかに