Polimill(以下、Polimill社)は、「大学入試において女子枠を作るべきか?」という課題について投票調査を実施し、結果を公表した。

Polimill社は、同社が運営する「Surfvote」に社会におけるさまざまな課題や困りごとをイシューとして掲載。今回は、一橋大学公認の学生団体「澁澤塾」がSurfvoteで意見を募集したとのことだ。

大学入試において女子枠を作るべきか

■投票結果とコメントの紹介(一部抜粋)

●賛成:男女共同参画社会の実現のために重要(36.2%)
「男性の方が合格率が高いのであれば、女子枠を作り能力のある方を伸ばして、男女共同参画社会への未来を作れるように工夫すべき。社会において様々な機会で不平等を被ってきた女性にとって少しでも影響をキャンセルできると思うので賛成します。各組織における多様性は底力をアップさせると信じているから。

●反対:逆差別や学力が伴わない学生が増加する恐れがある(49.3%)
「確かにジェンダーイメージで指向が定まっている部分もあるかもしれないが、それが入試の女性枠にて解消するのかというとそんなことはないと思う。大学入試は公正に能力によって選別して欲しい。性差別が横行しているのであれば正すべきだが、結果的な女性割合を増やすために手を加える必要はないと思う。それは、逆に女性に対して失礼で女性の立場や評価を貶めるものになると思う。

●中立:確固たる意見は持っていないが、議論と理解の促進は重要(10.1%)
「よく男女平等になど言うが、男女でもそうだし、年齢も、人は得意不得意、分野においても男性の方が得意なことも女性の方が得意なこともあると思う。みんなが平等には大切かもしれないがすべてにおいて平等は難しいと思う。

●その他(2.9%)
「大学の判断で女子枠を設けたければ設ければよいし、不要である判断すれば設けなくともよい。大学の自治に任せるべき。」

わからない(1.4%)

【投票概要】
イシュー(課題):大学入試において女子枠を作るべきか?
調査主体:社会デザインプラットフォームSurfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年8月24日〜10月31日
有効票数:69票

<参考>
Polimill『大学入試において女子枠を作るべきか?