Meta社が運営するInstagramは、クリエイターが投稿したリール動画に対してファンがバーチャルギフトを購入してサポートできる「ギフト」機能を日本でも導入した。
また、年末までの期間限定で、投稿したリール動画や写真のパフォーマンスに応じてクリエイターに報酬が支払われるボーナスプログラムのテストを日本を含む一部の国で行う予定とのことだ。
「ギフト」機能は、クリエイターがファンのサポートを通じて収益を上げることができる機能。お気に入りのリール動画を見つけた利用者は、Instagram上で購入できる「スター」というバーチャルギフトをクリエイターに贈ることで、動画を楽しんだことを伝えることができる。クリエイターはスターの数に応じて収益を得ることができるという。
ファンがギフトを贈るには、サポートしたいクリエイターが投稿したリール動画を表示し、画面に表示される「ギフトを贈る」をタップする。スターの数に応じて6種類のギフトが表示されるため、贈りたいオプションを選択する。
ギフトは利用者が持っているスターの残高から送られるため、初めてギフトを贈るときや充分な数のスターが無いときは、まずスターパックを購入する必要があるという。スターパックは3種類あり、スターの数と価格は以下のとおり。
45スター:70円
140スター:430円
300スター:860円
ギフト機能は、今年2月に米国で正式に導入されてから徐々に提供する国を拡大し、現在では日本を含む34カ国のクリエイターが利用できるようになっているという。
ギフトを受け取るためには、プロアカウント(クリエイターアカウントもしくはビジネスアカウント)を設定しており、18歳以上で5,000人以上のフォロワーがいること、Instagramのパートナー収益化ポリシーを含む要件を満たしていることが必要とのことだ。
Instagramではこれまでも、ライブ配信で利用できるバッジ機能に関連したボーナスや、リール動画の再生数に応じたボーナス(日本は対象外)などを提供してきた。
現在、日本ではクリエイターが写真(単一の画像もしくはカルーセル)を投稿することでボーナスを獲得することができるテストを実施しており、今回、ホリデーシーズンに合わせ、年末までの期間限定で新たなボーナスプログラムのテストを行うという。
このテストは日本、米国、韓国のクリエイターを対象に実施するもので、日本では近日中にテストを開始する予定だどしている。クリエイターは投稿したリール動画や写真(単一の画像もしくはカルーセル)のビュー数に応じてボーナスを獲得することが可能。