キリンホールディングスは、キリングループ多様性推進プラン(KIRIN Diversity, Equity and Inclusion Plan)の一環として、11月1日より「生理休暇」の適用範囲および取得事由を拡大する制度変更を行うことを発表した。
変更後は、積立休暇(※)の取得事由に追加するほか、これまで生理日に限定していた適用範囲を月経前症候群(PMS)など生理に関する体調不良にも拡大。
さらに、「生理休暇」という直接的な表現の名称が制度利用時の心理的な障壁となっていることから、女性を表すFemaleのFを用いた「エフ休暇」へ変更し、従業員が利用しやすくなることを目指すという。
キリングループは今後も「Diversity」「Equity」「Inclusion」の3つの柱からなる「キリングループ多様性推進プラン」に沿って、「多様な人財と挑戦する風土」の実現を加速していくとしている。
■制度変更の概要
名称変更:
従来の「生理休暇」からFemale(女性)のFを表わす「エフ休暇」に名称変更
内容変更:
「エフ休暇」を積立休暇の取得事由に追加。また、月経前症候群(PMS)など生理に関する体調不良についても、「エフ休暇」の適用範囲に追加する。
(※)失効した年次有給休暇を上限日数まで積みたてて、一定の利用条件のもと取得することができる休暇制度の一環