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全国25万店舗以上の飲食店やコンビニで毎日利用できる福利厚生の食事補助サービス「Ticket Restaurant(チケットレストラン)」を提供するエデンレッドジャパンは、日本を含む世界19か国47,327人のビジネスパーソンを対象に、インフレとビジネスパーソンのランチの傾向についてグローバル調査「FOOD Barometer 2023」を実施し、その結果を公表した。
■日本は、世界各国と比較しても「食料品」の節約意識が高い
同調査で、食料品、光熱費、交通、通信、衣料品、旅行・レジャーのうち、どれの節約を意識しているか聞いたところ、日本は「食料品」が1番多く82%の人が意識していると回答。各国と比較してもポルトガルに次ぎ2番目に多い結果となった。
一方、世界平均をみると、衣料品が87%、旅行/レジャーが86%と、おしゃれや娯楽に対する節約意識が高く、食料品が49%、光熱費が56%と、生活に直結する費目への節約意識はさほど高くないことが明らかとなった。
また、今後値上がりすると思う費目について聞いたところ、日本で1番多かったのは、「食料品」で76%と、他国と比較しても高い数値に。日本は、昨年から度重なる食料品の値上げラッシュを経験し、今後の値上がりも懸念していることから、食費の節約傾向につながっていると考えられるとのことだ。
さらに日本は、「食料品」のほかにも「光熱費」が69%、「交通」が69%と、他の費目でも世界平均を超えていることが明らかになった。
■ランチ選びの基準、日本は世界各国と比較し、料理の質や健康面を重視する人が少ない
続いてランチで外食をする際に重視する点について聞いたところ、日本人がランチを選ぶ際に重視している項目は、1位が「立地」で45%、2位が「食事の価格」で43%。
一方、「料理の質」が25%、「健康的なメニューの提供」が16%と、この2項目に関しては世界各国と比較しても低い結果に。
■日本人のフードロスへの関心は世界の約半数にとどまる
フードロスに関心があるか聞いたところ、日本人の41%が「はい」と回答。一方、世界各国で「はい」と回答した人は76%にのぼった。日本でもフードロスの関心は年々高まっているが、海外ほど強い関心を持っている人は多くないと言える。
【調査概要】
調査タイトル:FOOD Barometer 2023
調査主体:エデンレッドジャパン含むエデンレッドグループ
調査方法:WEBアンケート方式
調査期間:9月
調査対象:世界19か国47,327人のチケットレストラン導入企業の従業員、1,618人のレストラン経営者
調査対象国:日本、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ベルギー、オーストリア、ポーランド、チェコ、トルコ、ブラジル、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、ブルガリア、チリ、コロンビア、ペルー、ウルグアイ
(同リリースでは、従業員を対象にした調査結果を活用し、日本との比較を考察)
<参考>
エデンレッドジャパン「日本のビジネスパーソンは世界と比べ、食の「節約疲れ」が顕著に…長引く物価高で、ランチ選びは“質”より“価格”重視」