ユーグレナ、宇宙食3.0に挑戦したサステナブルな「即席カップ麺」を開発 渋谷開催の「SIW」で11月9日より500個限定販売

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ユーグレナは、渋谷未来デザインが開催するソーシャルイノベーションの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2023(以下、SIW)」で、即席カップ麺「2040年サステナブルラーメン」を、2023年11月9日より500個限定で販売すると発表した。

ユーグレナ、「2040年サステナブルラーメン」を開発

同社は、宇宙空間での「食」の地産地消(宇宙食3.0)に貢献する食材の研究を進めており、宇宙のような特殊で閉鎖的な環境下でも発育・栽培できる可能性を秘めた各種食材を活用した即席カップ麺「2040年サステナブルラーメン」を開発。

同社は「2040年サステナブルラーメン」を、宇宙での長期滞在においてもサステナブルかつ栄養バランスに優れた食事の提供を目指した取り組みの第一歩としている。

SDGs達成の目標年である2030年以降のポストSDGsでは、課題解決やテクノロジーの進化が地球規模から宇宙規模へと広がり、特にサイエンス・テクノロジー領域では2040年に宇宙での長期滞在が具現化されると考えられているという。

宇宙において、栄養補給に留まらず、食事の魅力である「美味しさ」と宇宙での地産地消を追求するために開発された「2040年サステナブルラーメン」を、今回SIWのメイン会場であるヒカリエホールにて、11月9日より限定500個を販売するとのことだ。

2040年サステナブルラーメン

<2040年サステナブルラーメンの食材と特徴>

■スープ(食材:微細藻類オーランチオキトリウム)
特徴:動物性原料不使用で、栄養豊富なスープを飲み干せるよう減塩にこだわったレシピ
・宇宙空間における培養の研究も進められている直径5-20μm程度と非常に小さな藻の一種
・細胞重量の20%近くが魚の油に多く含まれるDHAで、必須脂肪酸を効率的に供給できるのが特徴
・オーランチオキトリウムの魚介系風味を生かした醤油ベースのスープ

■麺(食材:カムット小麦)
特徴:カムット小麦由来のコシに、酵素技術でモチモチとした食感を加えた食べ応えのある麺を実現
・約6000年前に栽培されていたデュラム小麦の原種で、現代の小麦の2倍の大きさ
・生命力が強く、化学肥料や農薬に頼らなくても高品質な生産が可能

【左】スープ【右】麺

■チャーシュー(食材:NEXTユーグレナ焼肉EX)
特徴:牛肉のうま味・風味成分を解析し、その味を再現する技術を活用することにより、本物の肉と比べてそん色ない美味しさの完全植物性肉を実現
・代替肉の分野で事業活動を行うネクストミーツの代替肉に、宇宙でも培養可能な微細藻類ユーグレナを加え乾燥させた特別品

■野菜(食材:ウチワサボテン)
特徴:スープに入れることで柔らかくなり、シャキシャキとした食感に変化。味は小松菜のようなほんのり甘い味わい
・南アメリカや地中海、中東地方などで主に栽培されているウチワサボテンの茎を使用
・暑さや乾燥などの環境に対する耐性が注目され、砂漠化や土壌侵食の防止に利用されているだけでなく、緑黄色野菜と果物の両方の栄養素を含んだスーパーフードとしても注目されている

【左】チャーシュー【右】野菜

■SIW2023実施概要

名称:SOCIAL INNOVATION WEEK 2023
日程:2023年11月6日〜11月12日
会場:ヒカリエホールほか
入場料:無料(一部有料プログラムあり)
開催方法:会場観覧、オンライン配信(一部プログラムを除く)
主催:一般社団法人渋谷未来デザイン
※SIW2022の実施レポートとアーカイブ動画は、SIW公式サイトにて視聴可能

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