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CCCMKホールディングスは、全国22~64歳の男女14,441名に、インターネット上での意識調査「Tアンケート」にて「電気自動車(EV)に関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表した。
■現在所有している車は?EVの所有率は1%とどまる
普通自動車免許および自家用車所有者に「現在所有する車の種類」を複数選択で聞いたところ、最も多かった回答は「ガソリン車(軽自動車以外)」で51.9%だった。続いて「ガソリン車(軽自動車)」という回答が33.3%、「ハイブリッド自動車(HV)」という回答が20.4%、「ディーゼル車」という回答が4.2%という結果になった。
”エコカー”と言われている自動車では「ハイブリッド自動車(HV)」が20.4%となっているものの、「プラグインハイブリッド自動車(PHV)」「電気自動車(EV)」「燃料電池自動車(FCV)」については1%以下の所有率だった。
■今後購入したい・関心のある車は?所有率は低いがエコカーに関心集まる
続いて、「今後の購入に関心のある車の種類」を複数選択で聞いたところ、最も多かった回答は「ハイブリッド自動車(HV)」で59.9%。
続いて「ガソリン車(軽自動車以外)」という回答が53.8%、「電気自動車(EV)」という回答が47.1%、「プラグインハイブリッド自動車(PHV)」という回答が44.6%、「ガソリン車(軽自動車)」という回答が42.6%という結果に。
「電気自動車(EV)」「プラグインハイブリッド自動車(PHV)」は4割強と、所有率は低いものの”エコカー”は大きく関心を集めていることが明らかになった。
■EVを購入した・関心を持った理由は「燃料代が節約できる」が7割
現在電気自動車(EV)を保有している人・関心を持っている人に、EVを購入した理由・関心を持った点を聞き、「EV保有者」と、関心はあるけれどもまだ購買まで至っていない「EV非保有関心者」で回答を比較した。
その結果、「燃料代が節約できる」という回答が7割前後で最も高くなっていることは共通しているが、EV保有者はEV非保有関心者と比較して「加速が滑らか」と回答した割合が15.1ポイント、「静か」と回答した割合が11.6ポイント高かった。
また、EV非保有関心者はEV保有者と比較して「今後主流になりそう」という回答が17.9ポイント、「環境にやさしい」という回答が11.1ポイント高いという結果になった。
■車の利用シーンは?EV保有者は「日常使い」、EV非保有関心者は「旅行・レジャー」が目立つ
同様にEV保有者とEV非保有関心者に、車をどのような時に利用しているか聞いたところ、どちらも「日常の買い物」と回答した人が8割弱と最も高く、続いて「ちょっとしたお出かけ」が7割弱という結果に。
また、EV非保有関心者はEV保有者と比べて「日帰り旅行・レジャー」という回答の割合が11.7ポイント高く、「宿泊を伴う旅行」という回答の割合が11.5ポイント高い結果になった。
このように、EV保有者とEV非保有関心者の意識や行動には異なる点があることから、これまでEVを購入対象としていなかった人が購入を検討し始めている様子が伺える。
【調査概要】
調査方法:インターネット (Tアンケート)
調査期間:2023年7月13日~2023年7月19日
調査地域:全国
調査対象:男女22~64歳のT会員
サンプル数:14,441サンプル
<参考>CCCMKホールディングス『EV関心層の広がりを分析!日常使い層から イベント・旅行使い層へ拡大?』