東京メトロは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、丸ノ内線02系引退車両の座席シートを活用した東京メトロ初のアップサイクル商品を、10月27日から12月17日まで数量限定でオンライン販売すると発表した。
丸ノ内線02系は、1988年の導入から35年が経過し、2019年より順次新型車両の2000系への置き換えを実施している。
今回のアップサイクルプロジェクトは、引退する車両から発生する廃材の再利用を目指すもので、特に座席シート生地に着目。具体的には、古着ジーンズ生地を活用するヤマサワプレスと共同で、耐久性に優れている座席シート生地と古着ジーンズ生地を組み合わせたアップサイクル商品を企画・開発したという。
商品は全6種類。制服に採用されている袖章タグやボタンも取り入れ、「東京メトロロゴ入りポーチ」や「東京メトロボタン付き小ポーチ」、「東京メトロボタン付きキーホルダー」として商品化。どれもシート生地を洗浄後、ヤマサワプレスの加工技術で古着ジーンズ生地と縫い合わせ、手作業でひとつずつ製作しているとのことだ。