LINEヤフーが提供する「Yahoo!乗換案内」(iOS版・Android版)と「Yahoo!マップ」(iOS版・Android版)は、東京都交通局(以下、都営地下鉄)のリアルタイムな位置情報や遅延情報などをルート検索結果画面に表示する機能の提供を開始したことを発表した。
「Yahoo!乗換案内」と「Yahoo!マップ」はこれまで、2023年2月にJR東日本や小田急電鉄の一部の在来線、2023年8月に東京メトロのリアルタイムな接近情報や遅延情報などをルート検索結果画面に表示する機能を提供。
さらに東京メトロに続き、都営地下鉄での同機能の利用が開始したことで、東京都を走行する主要な地下鉄路線全てに対応することになったという。
同機能は、公共交通オープンデータ協議会が運営する「公共交通オープンデータセンター」が公開しているデータなどを活用し、列車の「遅延情報」や「走行位置」を一目で確認可能。
これによりユーザーは、具体的な遅延分数が確認でき、「列車が遅延しているが、次の乗り換えに間に合うか、別のルートで移動したほうが良いか」などの検討ができるとしている。加えて乗車列車の走行位置を一目で確認できるため、「あとどのくらいで列車が到着するか」を確かめることが可能とのことだ。
■機能詳細
●列車の遅延情報
乗車予定の列車が時間通りに運行している場合は「ほぼ定刻」、遅延している場合は「約〇分遅れ」と表示。遅延している場合、消去線が引かれた予定発着時刻の下に赤色で遅延時の発着時刻が表示され、遅延時分を一目で確認可能。
●列車の走行位置の表示
乗車駅を発車後、列車のアイコンで走行位置を表示。区間内を走行中には、通過する駅が全て表示される。その際、通過する駅を非表示にしたい場合は停車駅数をタップ。
同社は、今後も他の鉄道事業者やバス事業者と連携し、機能拡充や改善を行い、ユーザーの利便性向上に努めていくとのことだ。