長尺物や重量物などの特殊貨物を対象にした全国小口集荷サービス開始 フェリーの活用で物流2024年問題や環境問題の解決へ

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関光汽船は、日本から韓国や中国向けの、長尺物や重量物などの特殊貨物を対象にした、全国小口集荷サービスを開始したことを発表した。

特殊貨物の全国小口集荷サービス

同サービスでは、特殊貨物の輸送が年々困難になっているなか、同社協力会社の物流ネットワークを活用し、全国各地で小口貨物として集荷。混載便で下関港まで輸送し、同社グループ会社の国際フェリー・RORO船に接続。その後、韓国・中国に輸出するという。

同社は、「関釜フェリー(下関⇔釜山)」・「蘇州下関フェリー(下関⇔中国・太倉)」・「山東省トランシップ(下関⇔中国・山東省)」という輸送航路を展開。フェリー輸送は、コンテナ船輸送より高速で、航空輸送より安価、さらに長尺物や重量物などの特殊貨物の輸送に優れているという。

また、韓国向けでは、シャーシによるLCL(海上混載)サービスがあり、毎日運航する関釜フェリー(下関⇔釜山)と接続することが可能。中国向けでは、サイドオープンコンテナなどの特殊コンテナを用いたLCLサービスも手掛けているという。

さらに、フェリー・RORO船の荷役形態は、衝撃・振動が少ないロールオン・ロールオフでの本船作業となり、輸送品質の高さが特徴とのことだ。

同社は、国際フェリー・RORO船を利用した混載便として輸送することで、トラックドライバー不足などの物流2024年問題やCO2排出量削減などの環境問題に対応するとともに、高品質で安定的な輸送を実現するとしている。

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