埼玉県草加市で物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」着工へ 環境や省エネにも配慮 屋根全面に太陽光発電システムも導入

シーアールイーは、埼玉県草加市で特別目的会社を通じて開発を進めている物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」に関して、2023年10月に本体工事を着工したと発表した。

なお、竣工は2024年9月末を予定しているとのことだ。

ロジスクエア草加Ⅱ

同開発予定地がある草加・八潮エリアは、都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道を経由した各主要高速道路への良好なアクセスにより、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能だという。

首都高速三郷線「八潮南」インターチェンジより約3.6km、東京外環自動車道「三郷西」インターチェンジより約3.4km、同「草加」インターチェンジより約3.9kmの工業地域に位置し、周辺環境としては工業系施設が多く集積。

また、同開発予定地半径5キロ圏内の労働力人口は約25万人で、雇用確保の観点においても優位性があり、物流業務に適した立地条件を備えているとのことだ。

建物計画は、4階建ての延べ面積16,100.40㎡(4,870.37坪)の物流施設として開発され、施設のマスタープランとして、トラックバースを西側・南側の2面に配置し、西側には大型トラック11台、南側には大型トラック5台、計16台が同時接車可能な高床式トラックバースを併設。

6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設計画となっている。

なお、倉庫部分の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/㎡、有効高さは各階5.5m以上を確保し、昇降設備は荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装する計画だという。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画としてBELS評価の認証を取得予定。エンバイオC・エナジーにより、屋根全面において太陽光発電システムも導入する予定としている。

また、発電した電力の供給を受けて自家消費すると共に、発電した電力の一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画。入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助になるとしている。

シーアールイーは、「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしていくとのことだ。

■開発プロジェクト概要

施設名称:ロジスクエア草加Ⅱ
所在地:埼玉県草加市松江
敷地面積:7,772.22㎡(2,351.09坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造4階建て
延ベ面積:16,100.40㎡(4,870.37坪)(予定)
着工:2023年10月1日
竣工:2024年9月下旬(予定)
設計施工:鈴与建設

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