CRE、愛知県一宮市に大型物流施設「ロジスクエア一宮」を竣工 関西・東海・北陸地方への広域物流拠点へ

シーアールイーは、愛知県一宮市において開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエア一宮」を9月30日に竣工したことを発表した。

「ロジスクエア一宮」施設全景

なお、「ロジスクエア一宮」は、竣工に先立ち国内大手物流企業2社と賃貸借契約を締結しており、稼働率は100%だという。

同施設は、東西の大動脈の一つである名神高速道路と、東海地方と北陸地方をつなぐ東海北陸自動車道の結節点である一宮ジャンクション、地方主要道路である西尾張中央道に隣接。

さらに、令和3年3月に供用開始した東海北陸自動車道一宮稲沢北インターチェンジから約0.5キロメートル、一宮西インターチェンジから約3.8キロメートルの位置にある。そのため、大消費地である名古屋市内の配送のほか、広域物流拠点立地としても優れているとのことだ。

地図:ロジスクエア一宮

同施設がある一宮市は、人口37万8,000人超、世帯数約16万7,000世帯(9月8日時点)で、愛知県の中核市にとして、雇用確保がしやすいと想定しているという。

同施設は、地上4階建て、延床面積は60,641.34平方メートル(18,344.00坪)、3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1階および3階に備えるマルチテナント型の施設。最上階には、雇用促進・職場環境の向上を目的として、入居テナントが利用できるカフェテリアを配置している。

倉庫部分には、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5トン/平方メートル(2.5トンフォークリフト対応可)、有効高さは5.5メートル以上、照度は平均300ルクスを確保し、昇降設備は積載荷重4.1トンの荷物用エレベーター8基と垂直搬送機3基を実装。

将来的には、荷物用エレベーターや垂直搬送機・事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場の確保等を予定しているという。

また、環境対策おいては、全館LED照明・人感センサー・節水型衛生器具を採用。環境や省エネルギーに配慮し、CASBEE建築のランクA・BELS評価★★★★★(ファイブスター)・ZEBの認証を取得している。

今後、同物件の屋根全面に太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力で自家消費すると共に、FITを活用して余剰売電する計画とのことだ。同社は、「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たすとしている。

「ロジスクエア一宮」内装

■施設概要

施設名称:ロジスクエア一宮
所在地:愛知県一宮市萩原町東宮重字江北17番1外
敷地面積:27,863.83平方メートル(8,428.80坪)
構造規模:鉄骨造 地上6階建て(倉庫:4階建て)
延ベ面積:60,641.34㎡(18,344.00坪)
設計施工:塩浜工業

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