駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaは、大阪府河内長野市と包括連携協定を締結したことを発表した。
同協定では、河内長野市内で事前予約できる駐車場を増やすことで、地域イベント開催時などの交通課題解決に取り組むとともに、空きスペースを駐車場で飲食物の販売等を行う「akippaマルシェ」を実施し、地域の関係人口増加および賑わい創出を目指すとしている。
さらに、将来的には、さらなる高齢化社会を見据えて、自動運転車の駐車スポットとしての活用も模索するという。
なお、akippaが包括連携協定を締結するのは初となり、過去の自治体との提携と比べてもより包括的な取り組みを検討していくとのことだ。
河内長野市では、事業者が仕事の現場を公開するイベント「ワークワクワク河内長野」を開催している。初開催の昨年は、河内長野市内にある18の事業者が参加、11月に開催される今年は27の事業者まで増加しており、より多くの人が市内を訪れることが想定されるという。
一方で、参加者用の駐車場不足という課題があり、akippaと協定を結ぶことでその課題解決に取り組むとのことだ。
同協定では、河内長野市内の地域住民や地元企業にakippaを周知することで、周辺に事前予約できる駐車場を増やすとしている。また、「ワークワクワク河内長野」に限らず、様々な地域イベントの駐車場不足やそれに伴う混雑等の交通課題の解決に取り組むという。
■包括連携協定締結の概要
(1)シェアリングによる新たな価値創造の誘発、地域イベントなどの交通課題解決
(2)地場企業様と連携した空きスペース活用による地域のにぎわい創出
(3)地域内外への発信によるブランド強化と関係人口増加
(4)その他地域社会の活性化及び市民サービスの向上に関すること