ライブストリーミングプラットフォームのTwitchは、モバイルアプリに「ストーリー」機能を追加したと発表した。
ストーリー機能は、48時間で自動的に削除される短時間の投稿を通じて、コミュニティと簡単につながることができる機能。テキスト、画像、動画を組み合わせて、日々の出来事や思いをフォロワーにシェアできる。
Twitchでは、他のプラットフォーム上でもフォロワーにフォローされているクリエイターが多い。しかし、複数のサービス上でフォロワーとつながることには限界があり、Twitchで体験できるような一体感が得られない、という声が寄せられていた。
ストーリー機能では、モバイルデバイスからすばやくコンテンツを作成して、コミュニティに毎日シェアすることができる。
16日より、最新版のモバイルアプリがインストールされているすべてのTwitchユーザーには、フォロー中のページ上部に、ストーリーのシェルフが表示されているという。
現在、ストーリーの作成は、過去30日以内に配信を少なくとも1回行った、パートナーとアフィリエイトに限定されており、利用資格を満たすストリーマーが増えるにつれ、今週末までに徐々に拡大していく予定であるとしている。
安全対策検証を進めながら、ストーリー作成が可能なストリーマーを今後さらに拡大していくことも検討しているとのことだ。
なお、現在の利用資格は、Twitchのウェブサイトから確認できる。
ストーリーの活用方法
ストーリーは、配信に関する最新情報や、待ちに待った休暇中の写真、さらにはコミュニティへのメッセージを俳句にしてシェアするなど、さまざまな用途に活用できる。
外出先でコミュニティと簡単につながりたい場合は、予定していたスケジュールから定期配信が30分遅れてしまう場合も、ストーリーでコミュニティに知らせることができ、次回の配信のために新しい機材をインストールしたら、新品の機材の写真をアップして、ストーリーでそのワクワク感をコミュニティと分かち合うことができる。
自分らしさを発揮したい場合は、朝食の写真を投稿して、コミュニティにどのシリアルが最強なのか議論してもらうなど、自由にカスタマイズして楽しめる。
また、30人以上のサブスクライバー (サブスクギフトを含む) がいるストリーマーは、サブスクライバー限定のストーリーを投稿することも可能。カスタムスタンプやサブスクバッジ、広告なし視聴などの現行のサブスク特典に加えて、サブスクライバー限定のストーリー投稿は、限定コンテンツを通じてサブスクにさらなる価値を与えることができる。
今後のアップデート
今後数ヶ月以内に、さらなる機能の拡大を図っていく予定。コミュニティの雰囲気を知りたいと思っているユーザーに、チャンネルページからストーリーを見てもらえるようにすることや、他のTwitchユーザーからのメンションやアンケートの作成、ビデオのアップロード、クリップの編集機能などが予定されている。