マーケティングリサーチ事業を展開するRJCリサーチは、「コンビニエンスストア惣菜に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■一人暮らしでコンビニを毎日利用する割合は約2割
同調査でコンビニエンスストア(以下、コンビニ)の利用頻度を聞くと、「ほぼ毎日」と答えた人は全体で7.6%だった一方で、一人暮らしの人は17.7%と、全体と比べて10%以上割合が高いことが明らかになった。
■一人暮らしの人は全体に比べサラダの購入割合が少ない
コンビニで総菜を週1以上購入している人に対し、コンビニで購入する食品について聞いたところ、全体でみると「パン・サンドイッチ」が76.4%と突出しており、次いで「ご飯もの」が47.4%、「麺類」が43.3%、「揚げ物類」42.7%という結果に。
一方、一人暮らしの人は「味噌汁・スープ類」が25.1%と、全体や2人以上の世帯の人と比べ購入割合が高いものの、「サラダ」は21.0%と全体の38.6%より大きく下回ることがわかった。
■約7割の人がコンビニは近くにあるという利便性で食品を購入する
コンビニで食品を購入する理由を聞くと、「近くにある」が全体で67.9%、一人暮らしで70.0%、2人以上の世帯で67.3%と、利便性が大きな要因として挙がる。
さらに、一人暮らしの人は、「必要な分だけ購入できるから」が30.7%、「栄養バランスがよい」が20.8%、「安いから」が17.1%等、コストパフォーマンスを重視しつつも健康にも気を使って惣菜を選んでいることがうかがえるとのことだ。
2人以上の世帯の人に関しては、「美味しいから」が40.9%、「必要な分だけ購入できるから」が27.1%、「食事に一品追加できるから」が18.3%等、食卓のクオリティを高める目的がうかがえるという。
また、コンビニで食品を購入する理由を自由記述で聞いたところ、以下のような回答が得られた。
<自由記述・一部抜粋>
・平日勤務日のランチにパンやおにぎりとサラダなどのおかずを買いに行く(30代女性・実家暮らし)
・仕事で帰りが遅くなったとき、最寄り駅の近くのコンビニで購入する(女性40代・既婚者)
・時間がなく作るのが面倒なときに購入する(50代女性・一人暮らし)
・もう一品欲しいと思ったときに惣菜を購入する(20代男性・既婚者)
・夕食用やおつまみ用に1人分を購入している(男性40代・一人暮らし)・栄養のバランスを考えながら手早く食事を済ませたいときに買う(60代男性・一人暮らし)
【調査概要】
調査対象:仕事紹介サイト「MediF」に登録している20~69歳男女
有効回答数:550名
調査地域:全国47都道府県
調査期間:9月5日~8日
調査手法:インターネット調査
<参考>
RJCリサーチ「2人に1人が週1以上コンビニエンスストアの惣菜を購入、一人暮らしは “コスパと栄養バランス” 重視、2人以上の世帯は1品追加したい時など “食卓の彩りアップ” に重宝」