エスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド「EVE（イブ）」は、休息と回復を認め合う社会の実現に近づくため、女性が休めていない原因について明らかにすることを目的に、「休暇に関する実態調査」を20代から50代の有職者男女1,000名を対象に実施し、結果を公表した。
＜“ギルティバイアス”が生む課題と実情＞
●周りにどう思われるかを気にして、休暇を取れていない女性が大多数
調査の結果、本当は休みを取りたいが周囲を気にして取れなかった経験がある女性は7割もいることが判明。
女性が仕事で休みを取りづらい理由としては「職場に休める空気がないから」45％、「他人に迷惑をかけてしまうから」42％、「罪悪感を感じるから」35％が上位にきており、周囲を意識している人が多いことが明らかになっている。
【右】仕事で休みを取りづらい理由
また、自己肯定感が低い女性ほど、仕事を休むことで、会社の周囲の人に対して「申し訳ない」と感じる（約6割）と回答していることから、同社は周りからどう思われるかを考えてしまうことで休みが取りにくくなっていると推測している。
●一方で、女性の休暇取得に対しての社会の意識はポジティブに変化
女性が休暇を取ることをポジティブに思っている人が9割近くいることが判明。また、女性が休みを取りやすいような環境になっていると感じていると約7割の人が回答しており、環境的にも変化があるとのことだ。
■女性の休みにくい心理的な要因について
●プライベートの結婚・出産への設計がある女性ほど「今しかできないことをしたい」意識が強く、休みを取れていない傾向に
約半数の女性が休みをとることは必要だと思いつつも、今しかできないことがあるときはそれに専念したいと回答。特に6割近くの結婚願望がある・子供を持つ希望がある女性は休まずに今しかできないことに専念したいと考えていることが判明した。
■女性の休暇取得の実態について
●女性の休暇取得が社会で進む一方で、実際に女性が休暇を取れるサポートができている男性は少ないことも判明
9割近くの男性が体調不良や身体の変化が起きやすい女性の休暇取得に対して「取るべきだと思う」と回答。
また、9割近くの既婚男性は部下に対しては休みを取ってほしいと思うと回答する一方で、自身の妻が休暇をとるためのサポートは出来ていない既婚男性が4割近くも存在し、職場と家庭でもギャップがあることが明らかとなった。
【調査概要】
【実施時期】2023年9月30日～2023年10月1日
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】20代～50代の男女有職者1,000名
【調査エリア】全国
【調査委託先】シグナル
＜参考＞
エスエス製薬『休暇に関する実態調査』