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JAXAは2018年、宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」7号機がミッションを終えて地球の大気圏に突入する際に、ISSで実施した実験のサンプルを入れた小型の回収カプセルをこうのとりから放出し、カプセルを洋上で回収することに成功しました。
ツインカプセラは、HTV搭載小型回収カプセルの断熱保冷容器技術の社会実装を目指すJAXAベンチャーです。HTV搭載小型回収カプセルプロジェクトのメンバーとして開発に携わっていたJAXA職員の宮崎和宏さんが代表取締役/CEO、畠中龍太さんが取締役/CTOを務めています。
断熱保冷技術が活躍するのは宇宙だけではありません。ツインカプセラの断熱保冷容器は、-75℃、-20℃、-10℃、4℃、20℃、37℃など、バイオメディカル系の分野でニーズの高い温度領域をはじめ、各温度帯での約3日以上の温度維持が可能です。
そのため、温度管理・維持が必要な検体や医薬品などを常温宅配便で保冷輸送でき、地上の輸送コストの削減も期待されます。