INDEX
創英コーポレーションは、小学生の子どもを持つ保護者に対して今と昔の夏休みの宿題に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■夏休みの宿題を計画的に進めている小学生は、4人に1人
自身の子どもは夏休みの宿題を計画的に進めていると思うか聞いたところ、「計画的に進めている」と回答した人は26.0%と一番多い結果になった。次いで、22.7%の人が「気分でやっている」、14.7%の人が「計画を立てずにやっていたがちゃんと終わらせている」、13.0%の人が「夏休み始めに一気に終わらせている」と回答した。
■親世代では、約半数が夏休みの宿題を計画的に進めていたという結果に
自身の学生時代において、夏休みの課題を計画的に進めていたか聞いたところ、「そう思う」と回答した人が20.3%、「ややそう思う」と回答した人が28.0%と約半数の人が夏休みの宿題を計画的に進めていたということがわかった。
■7割以上の親が、自身の時代と比較し、子どもの宿題の内容に変化を感じている
自身の学生時代の夏休みの宿題と、子どもの夏休みの宿題の内容を比較して、変化していると感じるか聞いたところ、「とても感じる」と回答した人が30.2%、「やや感じる」と回答した人が41.2%と自身の学生時代から変化を感じている人は7割以上という結果になった。
自身の時代の夏休みの宿題から変わったと思う宿題の内容としては、「量が減った」が45.7%、「難易度が上がった」が25.0%、「自由度が上がった」が22.1%という回答が得られた。
また、新しく出てきた宿題(自由回答)として、「プログラミング」や「アプリに関すること」、「タブレットで写真を撮る」など、ITが発展した現代ならではの宿題が増えてきていることが明らかになった。
■SNSの普及で自由研究テーマ決めにも変化 本からの情報収集は減少傾向に
自由研究のテーマ決めについて、子どもはどのように進めているか聞いたところ、「インターネットで調べる」という回答が26.7%と最も多く、16.3%の人が「YouTube,TikTok等のSNSでリサーチ」と回答し「本で調べる」という回答よりも多い結果になった。
一方で、親世代は4人に1人が「本で調べる」と回答した。「インターネットで調べる」と回答した人が9.3%と親世代と子ども世代でインターネットやSNS普及によって自由研究のテーマ決めにも変化が起きていることがわかった。
■宿題だけではない!長期休みは普段できない遊びを。沢山遊ぶことも学びに繋がる
子どもに将来的に培ってほしい能力はあるか聞いたところ、「コミュニケーション力」と回答した人が72.3%で、次いで「協調性」と回答した人が53.0%という結果になり座学のみでは身につかない能力が上位を占めた。
次に夏休みで子どもに体験させたいことは何か聞いたところ、4人に1人の親が「自然に触れる」と回答。また「スポーツ」「アウトドア」「旅行で色々な国や地域に行く」など、体を動かす項目が上位にランクインした。
【調査概要】
調査方法:インターネット
調査時期:2023年8月
調査対象:全国の小学生の子どもを持つ保護者 合計300名
<参考>
創英コーポレーション『4年ぶり行動制限なしの夏休み!小学生の宿題事情はどうだった?7割以上の親が、自身の学生時代と比べ、今の宿題内容に変化を感じており、宿題の量は減ったものの、難易度と自由度が上がっているという傾向に』