無印良品を展開する良品計画は、新潟県燕市に「無印良品 燕」を10月20日にオープンすることを発表した。
同店は、新潟県県央地域の燕市に初出店、新潟県では7店舗目の出店となる。
良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、全国津々浦々で日常の基本を支える商品・サービスの提供、地域の人と課題や価値観を共有し、地域課題に取り組むとともに地域を活性化するさまざまな活動を進めているという。
新潟県でも食品スーパー隣接の生活圏への出店を加速し、6月には新潟市内に「無印良品 新潟河度新町」を出店している。
■新店舗の特徴
日用品を中心に、掃除用品やキッチン用品、天然水を使用したスキンケア商品、吸水性のよいタオル、ポリプロピレンスタンドファイルボックスなどの収納用品、季節に合わせた紳士・婦人・子供服の衣料品などを取り揃えるという。
また、食品では利用者から要望の多い「冷凍食品」を取り扱うとしている。「キンパ」や「塩こうじからあげ」、「国産黒豚肉入り餃子」、「フライパンでつくるミールキット」など、毎日の食事の準備の手助けになるようなラインナップを揃えるとのことだ。
その他にも、コーヒーを飲みながら休憩できるスペースを設けているという。
■地域に密着した取り組み
①地域の魅力を伝える店舗内装と「ものづくりMAP」
燕・三条地域の主要産業である金属加工に関するものづくりの歴史と、高い技術力や作り手の想いを感じられるよう、地元の42企業の協力のもと、生産工程で出る金属板など廃材を店舗の内装に活用したという。また、協力した加工業者・工場の所在地を記した「ものづくりMAP」を制作し、店内に掲出している。
②地域の人と連携したイベントの開催や地域産品の販売
同店では、地域の生産者や事業者などと連携し、出店者や生活者の交流の場となることを目指した、マルシェ販売やワークショップなどのイベントを行う「つながる市」を開催するとのことだ。
10月20日から22日までの3日間は、燕市・三条市を中心とした、お菓子やコーヒー、アクセサリー、金属製品を扱う店などが日替わりで出店予定。今後は月1回程度の開催を予定しているという。
また、新潟県産の地酒やお菓子などを店内で販売。地元の生産者とつながり、地元産品の販売を通じて、地域の魅力を再発見していく手伝いをするとしている。
■環境に配慮した活動
●給水サービス
プラスチックごみ削減の一環として、店内に給水機を設置し、無料で給水ができるサービス。給水機の水は飲料水となっており、マイボトルを持参して利用することができる。
●プラスチックボトル回収
無印良品で販売している化粧水・乳液・導入化粧液全シリーズのボトルと「自分で詰める水のボトル」の回収を行う。回収したPET素材のボトルをリサイクルすることで、プラスチックごみを削減し、石油由来原料の有効活用につなげるという。
●衣料品回収
着用済みの無印良品の繊維製品を回収。回収した繊維製品は、服の原料などにリサイクルするという。また、回収した商品の一部は、染め直し加工の上、無印良品の一部店舗にてReMUJIとして再販売をしている(「無印良品 燕」ではReMUJIの販売はない)。
●プラスチック収納用品回収
無印良品のプラスチック収納用品の一部を回収する。回収したものは資源化加工され、順次、無印良品の商品に有効活用する予定。「ポリプロピレンファイルボックス」、「やわらかポリエチレンケース」などが対象。
●紙製ハンガー・フック回収
衣料品の一部で使用している紙製ハンガー・フックの回収を行う。回収したハンガーやフックは、古紙再生した上で再度、紙製ハンガーとして活用する。
【店舗概要】
店舗名:無印良品 燕
所在地:〒959-1289新潟県燕市東太田7075-3
オープン予定日:10月20日
営業時間:10:00~20:00
売場面積:約491坪(1,623.55平方メートル)