千趣会は、通販事業ベルメゾンが販売する綿混あったかインナー「Hotcott(ホットコット)」のあたたかさを数値化し公表した。
同商品は、2011年の発売以来シリーズ累計販売枚数1,400万枚にのぼるという。吸湿発熱機能を持たせた綿を95%使用し、肌にやさしいだけでなく、化繊吸湿発熱インナーより+1度あたたかいとのことだ。
同社が、同商品の中で最も保温性の高い「超寒がりさん」シリーズを着るとどれくらいの節電効果があるか調べてみたところ、エアコンの設定温度を1度下げることが明らかになった。節電効果としては、この冬5か月間(11~3月)の電気代を合計7,290円を抑えられるという結果に。
また、化繊の方が綿素材よりもあたたかいと思われがちだが、綿95%の同商品を着ると、化繊吸湿発熱インナーを着るより1度あたたかいという結果が出ているという。
調査の概要は以下となる。
■Hotcott「超寒がりさん」シリーズ節電効果調査結果
<保温性試験>
①サーモラボ法clo値(衣類の熱抵抗を表す)
結果:
「超寒がりさん」シリーズ1枚で、他社製品(化繊吸湿発熱インナー)を2枚着ているのと同じあたたかさを感じる
②サーマルマネキン法
結果:
「超寒がりさん」シリーズは他社製品(化繊吸湿発熱インナー)より室温が0.9度低くても同等のあたたかさを感じる
<エアコンの電気代に換算>
同調査では、リビングの広さが15~23畳、冷房能力5.6キロワットのエアコンを使用した場合、経済産業省のデータより消費電力平均を1,748ワットとする。また、全国家庭電気製品公正取引協議会の調査より、電気料金単価は31円とする。
・1時間当たりの電気代
1,748ワット÷1,000×31円=54.2円
(1時間当たりの電気代=消費電力÷ 1,000 ×電気料金単価)
・「超寒がりさん」シリーズを着て、エアコン設定温度を1度下げた場合
環境省によると、冬の暖房時に温度設定を1度下げることで削減できる消費電力は約10%
1,748ワットの10%削減⇒1,573ワット
1時間当たりの電気代は、1,573ワット÷1,000×31円=48.8円
54.2円ー48.8円=1時間当たり5.4円の節約
⇒1日9時間使用すると想定した場合
⇒1日当たり:5.4円×9時間=48.6円
⇒1か月当たり:48.6円×30日=1,458円
⇒暖房期間5カ月(11~3月)当たり:1,458円×5カ月=7,290円の節約になる