次世代がんリスク検査「マイシグナル®︎リモートがん検査」を提供するCraifは、全国の40〜60代の300名を対象に「がん活に関するアンケート」を実施し、その結果を公表した。

■約半数ががん検診を「受検したことがない」と回答 家族にがん経験者がいる層の方が、がん検診受診率が高い結果に

過去にがん検診を受検したことがあるか尋ねたところ、「がん検診を受検したことがない」と回答した人が47.3%で約半数いることがわかった。

また、家族にがん経験者がいる層といない層で比べたところ、家族にがん経験者がいる層の方が受検率が高いことが判明した。

過去にがん検診を受検したことがあるか

■男女合計で最も受検率が高いのは「胃がん」 女性特有の「乳がん」は半数以上が受検経験あり

がん種ごとの受検頻度について尋ねたところ、男性は「胃がん」が34.7%で最も多く、「大腸がん」が34.0%、「肺がん」が29.3%と続いた。

女性は「乳がん」が55.3%で最も多く、「胃がん」が37.3%、「大腸がん」が36.0%と続き、「乳がん」は他のがん検診に比べて圧倒的に受検率が高いことが判明した。

がん種ごとの受検頻度


また全てのがん検診において、年代が高い方が受検率が高いことが分かった。

がん種ごとの年代別受検率

■がん検診は男性に比べて女性の受検率の方が高い結果に

受検したことがあるがん検診について尋ねたところ、男性は「職場でのがん検診」が31.3%で最も多く、女性は「市区町村の住民がん検診」が46.7%と最も多い結果に。女性は、女性特有の「子宮頸がん」の無料検診の案内が市区町村からあることなどが理由として考えられるとのことだ。

また男性に比べ、女性の方が全体のがん検診の受検率が高いことがわかった。

受検したことがあるがん検診

■約半数が、受検頻度の理想は「1年に1回」を希望 家族にがん経験者がいる層の方が理想の受検頻度は高い傾向にあり

がん検診の理想の受検頻度を尋ねたところ、「1年に1回」が47.7%、「特に受けたいと思ってない」が31.3%という結果になった。

次に、家族のがん経験者有無で見てみると、家族にがん経験者がいる層で「1年に1回」を希望している方の比率が高いことがわかった。

さらに、家族にがん経験者がいない層は「特に受けたいと思っていない」が半数近く、がんを自分ゴト化できていない現状であることがうかがえる。

がん検診の理想の受検頻度

■がん検診を受ける最大のメリットは「早期発見によるがん死亡率の低下」

がん検診を受けるメリットについて尋ねたところ、「早期発見によるがん死亡率の低下」が70.0%で圧倒的に多く、「安心して生活できること」が41.3%、「自身の健康状態を把握するために必要だと思う」が40.3%と続いた。

がん検診を受けるメリット

【調査概要】
調査名称:「がん活」に関するアンケート
調査機関:Freeasy
調査対象:①自身が「がん」と診断された経験が無く、第1親等以内にも「がん」経験者のいない層
     ②自身が「がん」と診断された経験が無く、第1親等以内に「がん」経験者がいる層
調査方法:Webアンケート
調査日:8月7日
有効回答数:300件

<参考>Craif『「がん活」は家族のがん経験者有無や男女で意識に大きな差あり!約半数ががん検診を受けたことがないが、理想は「1年に1回の受検」と回答。家族にがん経験者がいない人は、がんを自分ゴト化できていない現状