千葉大学は、2022年度のエネルギー消費量などの環境情報とSDGsに対する取り組み等をまとめた「サステナビリティレポート2023」を発行したと発表した。
千葉大学は、国際規格ISO14001を学生主体で取得して以来、継続して認証を取得しており、その運用を学生の実務教育の機会ととらえているという。
2004年度から発行している環境報告書(2019年より「サステナビリティレポート」)も、環境ISO学生委員会の学生が編集長・副編集長を務め、学生が分担して原稿の構成・取材・執筆・校正を行って原案を作成しているとのことだ。
今年は11人の編集部・43人の執筆担当者・1人のデザイナーの学生が関わって制作し、同レポートは大学のWebサイトにて公開したほか、冊子でも制作しているという。
■各章の主な内容
はじめに
環境・エネルギー方針/学長からのメッセージ/SDGsと千葉大学の意識/長期ビジョン/特集:緊急節電対策、「千葉大学キャンパスマスタープラン2022」を策定等/千葉大学の環境マネジメントシステムの概要など
第1章 総合大学としての特色を活かして~SDGsに貢献する人材の育成~
特集:再生可能エネルギーに関する研究の促進等/SDGs・環境に貢献する最先端の研究/大学での環境教育/附属学校における環境教育・活動など
第2章 サステナブルキャンパスを目指して~4つの柱で快適なキャンパスライフを~
「脱炭素」「循環型」「自然共生」「安心安全」の4つの側面からの環境やSDGsへの取り組みと環境負荷に関するデータ/大学を支える事業者のSDGs・環境への取り組み
第3章 千葉大学が誇る学生主体の環境活動~大学から、地域・社会・世界へ~
特集:千葉大祭における環境活動、墨田区と連携したSDGs啓発活動/企業・行政と連携したSDGs活動/地域社会との交流 など
第4章 誰一人取り残さない社会の実現に向けて〜SDGsの社会的側面の取り組みについて〜
大学・学生活動における社会的な取り組み
第5章 環境マネジメントシステムの運用状況
内部監査結果/環境目的・目標と達成度評価/法規制の順守状況/物質収支/環境会計
第6章 環境報告書の基本項目
第三者意見/環境ガイドライン対応表/編集後記