LDKプロジェクトは、SDGsについて一定程度関心のある、都内在住の20〜30代の女性会社員110名を対象に、SDGsと宿泊先選びに関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

■8割以上が、外食や旅行など普段の外出時にSDGsを意識

同調査で、外食や旅行など普段の外出時に、SDGsを意識することがあるか質問したところ、27.3%の人から「とてもある」、57.3%の人から「ややある」という回答が得られた。

普段の外出時にSDGsを意識することがあるか

■宿泊先選びにおいて、7割以上が「環境へ配慮したSDGsへの取り組みを重視」

旅行や出張などの宿泊先選びにおいて、宿泊先のSDGsへの取り組みを重視したことがあるか聞いたところ、「とてもある」が20.0%、「ややある」が53.6%という結果に。

宿泊先を選ぶ際、宿泊先のSDGsへの取り組みを重視したことがあるか

■宿泊先のSDGsへの取り組みを重視する理由、「可能な限り安心・安全なものを取り入れたいから」が半数超え

上記の質問で、「とてもある」・「ややある」と回答した81人にその理由について聞いたところ、「可能な限り安心・安全なものを取り入れたいから」が54.3%、「自身の選択が社会貢献に繋がるのが嬉しいから」が50.6%、「社会全体へ貢献している宿の姿勢に好感を持つから」が44.4%。

宿泊先の環境へ配慮したSDGsへの取り組みを重視している理由

さらに、宿泊先の環境へ配慮したSDGsへの取り組みを重視している理由で、「わからない/答えられない」以外を回答した80人に、上記で回答した以外の理由を自由回答で聞いたところ、42の回答が得られた。

<自由回答・一部抜粋>
・30歳:これから環境問題は重要だと思うため
・26歳:できることはしたいため
・38歳:将来を考えて
・35歳:地球のため
・29歳: SDGsに以前から関心があり、消費者として宿泊先選びの軸とすることで、社会全体の消費意欲や価値観の変換に寄与できると考えるため
・28歳:宿泊後、宿泊体験を友人に薦める際に、環境に配慮していない宿を薦めるのは躊躇いが生じるため
・26歳:社会貢献の意思がある施設だということに安心感があるため

■宿泊先のSDGsへの取り組みを重視しない理由、「宿泊とSDGsを結び付けて考えたことがないから」が半数

宿泊先のSDGsへの取り組みを重視したことがあるかという質問に対し、「あまりない」・「全くない」と回答した26人に、その理由を聞いたところ、「宿泊とSDGsを結び付けて考えたことがないから」が50.0%、「他の条件の優先順位が高いから」が38.5%、「判断基準が分からないから」が23.1%という結果に。

宿泊先のSDGsへの取り組みを重視していない理由

■SDGsへの取り組みの判断材料、「脱プラスチック」「フードロス削減」「エコ清掃の推進」など

宿泊先のSDGsへの取り組みを重視したことがあるかという質問に対し、「とてもある」・「ややある」と回答した81人に、宿泊先がSDGsへの取り組みを行っていることをどの情報から判断しているか質問したところ、「脱プラスチックでゴミを削減している」が64.2%、「フードロスの削減に取り組んでいる」が60.5%、「エコ清掃の推進をしている」が59.3%という結果に。

宿泊先がSDGsへの取り組みを行っていることをどのような情報から判断しているか

さらに、上記の質問で「わからない/答えられない」以外を回答した79人に、上記で回答した以外の、SDGsを意識した宿泊先であると判断する基準を自由回答で聞いたところ、41の回答得がられた。

<自由回答・一部抜粋>
・37歳:アメニティを必要な人にだけ配布
・38歳:地域への還元
・31歳:ホームページへの記載があるかどうか
・37歳:照明をつけすぎないなど目に見てわかる取り組みがあること
・25歳:料理の中にサステナブルな料理があること
・29歳:地域への関わり方、使用されているアメニティ、建物自体の材料
・28歳:アメニティが動物実験を実施していないブランドのものである

■9割以上が「今後、SDGsな宿が増えていくことに期待」と回答

今後、SDGsな宿が増えていくことに期待をするか聞いたところ、「非常にする」が45.5%、「ややする」が47.3%という結果に。

今後、SDGsな宿が増えていくことに期待をするか

■SDGsな宿に希望する取り組み、「植物由来成分で環境に優しいアメニティ」「地産地消で地域活性化」など

上記の質問で「非常にする」・「ややする」と回答した102人に、SDGsな宿へどのような取り組みを希望するか聞いたところ、「植物由来成分で環境に優しいアメニティを取り入れる」が58.8%、「地産地消で地域活性化につなげる」が56.9%、「自然エネルギー・再生可能エネルギーの利用」が55.9%に。

SDGsな宿へどのような取り組みを希望するか

さらに、上記で回答した以外のSDGsな宿に希望する取り組みについて自由回答で聞くと49の回答があった。

<自由回答・一部抜粋>
・37歳:食事量の適正化、食べ切れる量の提供
・29歳:節電対策、ゴミ削減のための取り組み
・22歳:障害者雇用
・31歳:ヴィーガン対応食
・37歳:アメニティの削減
・29歳:プラスチックではなく、再生可能なものを取り入れている
・39歳:廃棄や生ゴミを肥料にして、作った野菜を食事にだす

【調査概要】
調査概要:SDGsと宿泊先選びに関する意識調査
調査対象:SDGsについて一定程度関心のある、都内在住の20〜30代の女性会社員
有効回答数:110名
調査期間:9月20日〜21日
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査

<参考>
LDKプロジェクト「SDGsと宿泊先選びに関する意識調査」